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蕨餅

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
蕨餅(わらびもち)は、デンプン砂糖からつくる和菓子。伝統的に原料としてワラビから取れるデンプンである蕨粉(わらびこ)が使われたため、この名がついた。 本来のわらび餅は蕨粉・水・砂糖を加熱しながら混ぜて作られる透明な生地でを包み、黄粉をまぶしたものである。開発された当時よりごく一部の貴族しか食べられなかった代物。

現在では関西を中心に夏の涼味として食されているが、関東方面では浸透度は低い。

一般的な蕨餅は、関東の葛餅をアレンジしたもの。澱粉・水・砂糖を加熱しながら透明になるまでかき混ぜ、さらに流水に入れて冷やし固めたものである。しかし、家庭などで製作した場合は、そのまま水につけておかないと表面が固くなり食べにくくなる。さらに味も落ちてしまう。一般的に黄粉黒蜜をかけて食べる。透明で、見た目にも涼しげであるため、の菓子として重用される。

蕨粉はワラビ地下茎を叩きほぐして洗い出し、精製したデンプンであるが、同様の方法でクズの肥大した根から得られるデンプンである葛粉以上に原料の採取や製造に手間がかかり、収率が悪いので、今日では製造者が非常に少なくなっている。そのため、今日の蕨餅は、蕨粉の代わりにサツマイモタピオカから取られたデンプン、あるいは葛粉を材料にして製造したものがほとんどであり、本物の蕨粉で作った蕨餅は希少な高級品となっている。その他のデンプンのものは無色透明で涼しげなものであるが、本来の蕨粉だけのものは茶色がかったものとなる。

かき氷とともにリヤカーなどによって移動販売される姿も見かけられる。

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