読み込み中...オアシス(Oasis)とは、砂漠やステップといった乾燥地域において、淡水が存在する場所をいう。
「オアシス」とは「住みか」という意味であり最初に用いたのは古代エジプト人である。
日本では、オアシスと言えば泉性(地下水)のイメージが強いが、河川や雪解け水を水源とするオアシスもあり、むしろ後者の方が大規模なオアシスを形成し、重要である。さらに井戸などによる人工的なオアシスも存在する。農業が可能となり、集落が形成されることがあるほか、通商路の経由地ともなる。なお、転じて、心の休まる場所のことをオアシスともいう。
オアシスの語源は、ギリシア語にあり(?ασις oasis)、すでにヘロドトスの「歴史」(第3巻 26節)に見られる。ここでは、リビア砂漠に存在した(諸)都市の名とされており、恐らくは古代エジプト語から借用されたものと推測されている。
オアシスの位置は、砂漠地域の通商路において重要である。隊商は食料と水を補給するためにオアシスを経由しなければならない。オアシスの政治的、軍事的支配は、多くの場合商業の支配をも意味してきた。例えば、現在のリビアに位置するガダミス、クフラなどのオアシス都市は、サハラ砂漠の南北および東西交易(サハラ交易)においてきわめて重要であった。世界最大のオアシスはナイル川の河谷およびデルタ地帯であり、22000キロ平方メートルの広さがある。