読み込み中...ホームページ・ビルダーは日本アイ・ビー・エムの大和研究所が開発している、WYSIWYG形式のWebオーサリングツールである。2008年1月現在の最新版はV12。
他のWebオーサリングツールは中級から上級者及び業務用として設計されているものが多く存在するが、当初IBMが自社のPCにプレインストールのソフトウェアとして添付していたこともあり、ホームページ・ビルダーは主に初級者向けのソフトとして設計されている。初心者向けでありながらも付属ソフトウェアの機能(文字入り画像、GIFアニメーション、ビデオ作成等)が充実していることから、現在に至るまで個人の利用者からウェブサイト制作の技術を有さない中小企業まで幅広く利用されている。ウェブサイト作成ツールとしては売り上げ7年連続1位であるジャストシステム、「HPB11」のライセンス販売を開始。
近年では、他の企業と連携し掲示板やブログの作成をウィザード形式でおこなう機能が搭載されている。また、V6.5以降にはIBMによって開発されたHotMediaというJavaベースのマルチメディアプレイヤーに関する機能が搭載されており、ウィザード形式で動的なアプレットを作成することができるホームページ・ビルダー。
ホームページとは本来、ウェブブラウザを起動した時や、多くのブラウザに存在するホームボタンを押した時に表示されるウェブページを指すが、日本を含む一部の国では誤用が広まり、ウェブサイトそのものを指すようになってきた。その要因の一つとして、「このソフトを使用すればホームページが作れる」と解釈した人が多いことが挙げられる。2000年代前半は、中学校などのコンピュータ教育においても、本ソフトを用いて「ホームページ作り」といったカリキュラムが組まれ、教師らもホームページ作成という語を用いて授業を進める例が実在した。
バージョン1.0からV8までは日本アイ・ビー・エムが販売を担当していたが、V9はソースネクストと共同で、V10はソースネクストとジャングルの二社で行っていたホームページ・ビルダー対決、ソースネクストvsジャングル、勝者は?。V11ではソースネクストと独占販売契約が結ばれたが、その後、販売形態を巡って両社の訴訟に発展しているホームページ・ビルダーの販売を巡り、ソースネクストと日本IBMが訴訟日本IBMとソースネクスト、HP作成ソフトの販売権裁判で一部和解も平行線:ITpro。2007年12月発売のV12からはジャストシステムと提携を行い、販売は同社のみが行うこととなったIBMの「ホームページ・ビルダー」新版、販売面でジャストと協業:ITpro。IBMとジャストシステムの協業についてはブログでの紹介も行われている「IBM。
ホームページ・ビルダーは、HTMLのタグなどを知らなくてもウェブデザインができるようにWYSIWYGで動作するモードが主体となっており、操作性の高さなどから初心者から高い評価を得ている。しかし、動作モードや設定などの指定によっては、出力されるHTMLなどに問題が発生することがある(タグが自動的に修正されてしまうなど)ため、利用には注意が必要である。それらの問題が理由で、プロのウェブデザイナー(ウェブページ制作者)の場合、ホームページ・ビルダーを使用しないことがある。
WYSIWYGで動作するモードには「どこでも配置モード」と「標準モード」の二種類がある。
「どこでも配置モード」では文字や画像の配置を自由に行える。実際の配置指定はCSSによって行われている。このため、CSSに対応していないような古いブラウザによってはウインドウ幅を変えるとデザインが崩れたりIBMするなど、Webブラウザの互換性に配慮が足りないページを作成してしまうIBMなどといった問題も指摘されている。また、「ブラウザ互換のレイアウトに変換する」機能で互換性は保つことができるのだが、その際にTABLEタグによるレイアウトに変換してしまうためIBM、テーブルレイアウトを推奨しないウェブ標準に基づくHTML本来の使い方からかけ離れている、位置あわせの意味しか持たないスペーサー画像(GIFなど)を多数挿入している、などに関わる問題は残ると指摘されるhttp://hpbuilder.net/dokodemo-mode.htm。
「標準モード」の場合、文字や画像などの要素は、ページのカーソル位置に挿入されるなど、ワープロソフトのように段組形式で動作する。ページのレイアウトには通常、テーブルタグによる表形式のレイアウトを使用する。
また、どちらのモードでもという内容がMETAタグに挿入される。
情報処理推進機構(IPA)がオープンソースソフトウェア活用基盤整備事業の一環として行った「OSSデスクトップ普及に資するWebコンテンツ互換性向上に関する調査国内20万サイトのWebブラウザ互換性を調査,172種もの非互換要因を発見:OSSセンター談話室:ITpro」によると、国内のウェブサイトにおける非互換要因の一つとして、ホームページ・ビルダーの名前が調査書の中で挙がっている詳細はOSSデスクトップの普及に資するWebコンテンツ互換性向上に関する調査報告書(PDF)の「3.5.4.6 Generator記述別の非互換要因数の傾向」を参照。シェア数が多いだけに影響が大きいと指摘されている。
しかし「編集モード」や「プレビューモード」ではCSSをほとんど正しく解釈しないため、完全にCSSに対応しているとは言えない。
読み込み中...