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ワルキューレ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(エドワード・ロバート・ヒューズによるヴァルキリーの不寝番)

ワルキューレドイツ語:、「戦死者を選ぶ者」の意)は、北欧神話に登場する複数の半神

日本語としての「ワルキューレ」は、 のドイツ語での発音「ヴァルキューレ」に由来する。北欧神話の原語である古ノルド語では、単数形が Valkyrja(ヴァルキュリア、ヴァルキュリャ)、複数形は Valkyrjur(ヴァルキュリウル)。語義は valr(戦場で横たわる死体)と kjόsa(選ぶ)を合わせたもので、「戦死者を選ぶ者」という意味である。英語では (ヴァルキアー)、(ヴァルキリー)という。

概要

主神オーディンの命を受け、天馬に乗って戦場を駆け、戦死した勇士たち(エインヘリャル)を天上の宮殿ヴァルハラへと迎え入れる。この勇士達は、ラグナロクでの戦いに備えて、世の終わりまで武事に励むという。ヴァルハラにおいて、彼らをもてなすのもワルキューレの務めの一つである。

ヴァルキリアは本来9人いるといわれている。また、ギリシャ神話女神ニケとも同一視される場合がある。後代には「英雄の前に現れる幻想的な恋人」というイメージを与えられた。日本語では「戦乙女」「戦女神」などともいい、一般には、羽根のついたで身を固め、(もしくは)とを持ち、の生えたペガサスなど)に乗る美しい戦乙女の姿で表される。

しかし、スカンジナビア半島では筋骨逞しいアマゾネスのようなイメージがある。

白鳥に変身するなどの魔術的能力を持つ、フィルギャFylgja)がその原型であるといわれる。

ルーン文字で書かれたレォーク石碑などによると、「ワルキューレの馬」という言葉は一般的なイメージとは違い、ケニングとして使われている。戦死者たちの死骸に集まる狼の群れをモチーフにしたものと考えられている。

オーロラは、オーディンの使者として夜空を駆けるワルキューレのが煌いたものだと考えられていた。

ワルキューレのリスト

古エッダ

  • ブリュンヒルデ Brynhildr - 勝利のルーンに通じる者
  • スクルド Sculd - 運命の三女神の三女 未来を司る(古エッダにおける、ワルキューレの項目に出てくるスクルドは、ノルンとは、別人であるとの説がある。)
  • スケグル Scögul
  • グン Gunnr
  • ヒルド Hildr - 勝利
  • ゲンドゥル Gondur/Göndul - 魔力を持つ者
  • ゲイルスケグル Geirscögul - の戦
  • フリスト Hrist - 轟かす者
  • ミスト Mist -
  • スケッギォルド Sceggiöld - の時代
  • スルーズ Þrúðr - トールとシフの娘 強き者
  • フレック Hlöcc - 武器をがちゃつかせる者
  • ヘルフィヨトル Herfiötur - 軍勢の戒め
  • ゲル Göll - 騒がしき者
  • ゲイレルル Geirölul - 槍を持って進む者
  • ランドグリーズ Randgrið - を壊す者
  • ラーズグリーズ Ráðgrið - 計画を壊す者
  • レギンレイヴ Reginleif - 々の残された者
  • ヘルヴォル Hervor - 軍勢の守り手
  • アルヴィト Alvitr - 全知
  • エルルーン Ölrun - ビールルーンに通じる者

ワーグナーの『ニーベルングの指環』

ヴォータン(オーディン)とエルダの娘
  • ゲルヒルデ
  • オルトリンデ
  • ヴァルトラウテ
  • シュヴェルトラウテ
  • ヘルムヴィーゲ
  • ジークルーネ
  • グリムゲルデ
  • ロスヴァイセ

ワルキューレが主題、主要なモチーフとなっている作品

楽劇(オペラ)

戯曲

ゲーム

漫画・アニメ

商品・愛称

関連項目

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