読み込み中...ワルキューレ(ドイツ語:、「戦死者を選ぶ者」の意)は、北欧神話に登場する複数の半神。
日本語としての「ワルキューレ」は、 のドイツ語での発音「ヴァルキューレ」に由来する。北欧神話の原語である古ノルド語では、単数形が Valkyrja(ヴァルキュリア、ヴァルキュリャ)、複数形は Valkyrjur(ヴァルキュリウル)。語義は valr(戦場で横たわる死体)と kjόsa(選ぶ)を合わせたもので、「戦死者を選ぶ者」という意味である。英語では (ヴァルキアー)、(ヴァルキリー)という。
主神オーディンの命を受け、天馬に乗って戦場を駆け、戦死した勇士たち(エインヘリャル)を天上の宮殿ヴァルハラへと迎え入れる。この勇士達は、ラグナロクでの戦いに備えて、世の終わりまで武事に励むという。ヴァルハラにおいて、彼らをもてなすのもワルキューレの務めの一つである。
ヴァルキリアは本来9人いるといわれている。また、ギリシャ神話の女神ニケとも同一視される場合がある。後代には「英雄の前に現れる幻想的な恋人」というイメージを与えられた。日本語では「戦乙女」「戦女神」などともいい、一般には、鎧と羽根のついた兜で身を固め、槍(もしくは剣)と盾を持ち、翼の生えた馬(ペガサスなど)に乗る美しい戦乙女の姿で表される。しかし、スカンジナビア半島では筋骨逞しいアマゾネスのようなイメージがある。
白鳥に変身するなどの魔術的能力を持つ、フィルギャ(Fylgja)がその原型であるといわれる。
ルーン文字で書かれたレォーク石碑などによると、「ワルキューレの馬」という言葉は一般的なイメージとは違い、狼のケニングとして使われている。戦死者たちの死骸に集まる狼の群れをモチーフにしたものと考えられている。
オーロラは、オーディンの使者として夜空を駆けるワルキューレの鎧が煌いたものだと考えられていた。