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保安中隊

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

保安中隊(ほあんちゅうたい)とは、陸上自衛隊の各方面警務隊直轄の警務科陸上自衛隊の職種の一種)部隊である(中隊)。

概要及び任務

司法警察職務及び保安職務(警務官#警務隊の任務参照)を主任務とするほか、方面総監部を訪問する高官等に対する儀仗栄誉礼・堵(と)列等を行う。特に第302保安警務中隊は日本(陸上自衛隊)を代表して国賓等に対する特別儀仗を担当している。

保安警務中隊の冠称番号は301番から始まっており、300番以前は存在しない。

中期防衛力整備計画 (2005)に基づき、2008年(平成20年)3月26日、5個の保安中隊は方面総監直轄部隊から防衛大臣直轄部隊の警務隊隷下に編合、保安警務中隊となった。保安中隊時代には司法警察職務任務が付与されていなかったが、この改編により同任務が付与された。

編成されている部隊

1982年(昭和57年)、東北方面隊直轄の第305保安中隊として編成完結。2008年3月25日、26年の歴史に幕を閉じる。

第302保安警務中隊

Wikipedia画像へのリンク(1986年、米国レーガン大統領に対する儀仗)

第302保安警務中隊(だいさんびゃくにほあんけいむちゅうたい)とは、市ヶ谷駐屯地に所在する東部方面警務隊直轄の警務科部隊である。外国の国賓の来日等に際しては、第302保安警務中隊から特別儀仗隊(「仗」が常用漢字に入っていないので、公文書では「特別儀じょう隊」と表記される。)が編成される。特別儀仗にあたっては、陸上自衛隊中央音楽隊が付される。隊員の選抜には基準以上の身長を有し、容姿端麗であることが求められる。

中隊長、中隊本部、3個小隊からなる。1個小隊は3個班からなる。定員は115名であり、そのうちの101名を以て特別儀仗隊を編成する。その際は「特別儀じょう服装」をする。

沿革

  • 1955年(昭和30年):第302保安中隊として創隊
  • 1957年(昭和32年)8月27日
閣議決定により陸上自衛隊に対し「国賓に対する栄誉礼及び儀じょう」任務が付与される。
これに基づき、特別儀仗担当部隊として第302保安中隊が指定された。
  • 2000年(平成12年)3月、防衛庁移転計画に基づき芝浦分屯地から市ヶ谷駐屯地に移駐
  • 2008年(平成20年)3月26日:東部方面隊直轄から東部方面警務隊直轄の第302保安警務中隊に改編。

遍歴

  • 通算儀仗実務第1000回目は、1984年(昭和59年)7月8日に、張愛萍中華人民共和国国防部長に対して、防衛庁庁舎檜町駐屯地)で行われた。
  • 通算儀仗実務第1500回目は、1996年(平成8年)2月29日にスウェーデン王国のターゲ・ペッテション国防大臣に対して、防衛庁庁舎(檜町)で行われた。
  • 第1回儀仗実務から50年後の2005年(平成17年)7月27日に、通算第2000回目の儀仗実務が、小林興起衆議院安全保障委員会委員長に対して、防衛庁庁舎(市ヶ谷)で行われた。
  • 2008年3月25日、編成改組にあたり泉一成東部方面総監から第3級賞状が授与された。第302保安中隊としての通算儀仗実務回数は2157回であった。

外部リンク

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