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冨樫義博

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

冨樫 義博(とがし よしひろ、1966年4月27日 - )は、日本漫画家男性。愛称は「ヨシりん」、「冨樫王子」など。「樫」は誤表記。妻は『美少女戦士セーラームーン』の作者として知られる武内直子1999年入籍)。弟の冨樫も漫画家。

1986年昭和61年)に『週刊少年ジャンプ』Winter Specialに掲載された「とんだバースディプレゼント」でデビューし、1989年平成元年)から『週刊少年ジャンプ』開始した「てんで性悪キューピッド」で連載デビュー。主に『週刊少年ジャンプ』で活躍。代表作『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』はいずれもTVアニメ化されている。『幽☆遊☆白書』により1993年、第39回小学館漫画賞受賞。『週刊少年ジャンプ』誌上において『HUNTER×HUNTER』を連載中2008年7月現在

経歴

山形県新庄市万場町出身、山形県立新庄北高等学校卒業。山形大学教育学部美術学科在学中の1986年より投稿をはじめ、翌1987年3月に「ジュラのミヅキ」で第24回ホップ☆ステップ賞佳作、12月に「ぶっとびストレート」で第34回手塚賞準入選をそれぞれ受賞。同年「とんだバースディプレゼント」が『週刊少年ジャンプ』Spring Specialに掲載され、漫画家としてデビューする。1989年より『週刊少年ジャンプ』連載開始のラブコメディてんで性悪キューピッド』で連載デビュー。Vol.13[巻頭インタビュー]冨樫義博」『U-zen

1990年(平成2年)より『週刊少年ジャンプ』に『幽☆遊☆白書』の連載を開始。当初は幽霊となった少年を主人公とする1話‐数話完結の話であったが、連載途中よりいわゆる「バトル漫画」に作風を移行、1992年よりTVアニメ化もされ、『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』とともに「ジャンプ三本柱」と呼ばれるヒット作となった。しかし1994年、人気の衰えを見る前に同作品を終了。同年に自ら発行した同人誌「ヨシりんでポン!」では『幽☆遊☆白書』連載時のつらさを吐露し大泉実成『消えた漫画家』(太田出版、1996年)に一部紹介されている1995年より連載開始の『レベルE』は『週刊少年ジャンプ』では異例の月1回での連載となった。

1998年(平成10年)より『HUNTER×HUNTER』の連載を開始。王道的な展開ながらも複雑な心理戦を描いた少年漫画として人気を得こちら葛飾区亀有公園前派出所 特別編読切後編」『週刊少年ジャンプ』2008年8月4日号(41巻34号)集英社、340頁、1999年よりTVアニメ化された。しかし同年よりしばしば休載するようになり、2006年にはわずか4回の掲載同年の『週刊少年ジャンプ』8 - 11号にのみ掲載。2007年の連載再開まで79週もの休載を挟んだ。その後も断続的に掲載される形で連載が行なわれている

作品リスト

漫画作品

各作品の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。太字は連載作品で、表記はデフォルトでは大きく連載作品と読切作品を分け、それぞれ発表順とした。年は原則発表年だが、雑誌未掲載作品については執筆年で代用している。作品名と年にはソートを正しく行なうため便宜的に上付き・下付き文字で数字を加えている。掲載・短編の収録本・メディアミックスについては以下の記号・略号を用いる。

連載作品 読切作品
作品名 style="white-space:nowrap" | 年 style="white-space:nowrap" | 掲載 R 注記 A G O
1 05 てんで性悪キューピッド >| 1989年2 -
1990年
WJ ? ラブコメディ作品。連載デビュー作。 - ? -
2 10 幽☆遊☆白書 >| style="white-space:nowrap" | 1990年 -
1994年
WJ ? オカルトコメディとして始まり、後にバトル漫画化。第39回小学館漫画賞受賞作品。 T
M
?
3 11 レベルE >| style="white-space:nowrap" | 1995年2 -
1996年
WJ ? オカルトコメディ作品。週刊誌である『WJ』において月刊連載された。 ? ? ?
4 07 HUNTER×HUNTER >| 1998年3 - WJ ? 連載中 T
O
B
N
6 04 センセーは年下!! >| 1986年 産休の教師の代理として、小学生が中学校に赴任するギャグ漫画。15頁。 ? ? ?
6 03 ジュラのミヅキ >| 1987年1 植物と会話し操ることが出来るジュラ族の少女を主人公とした作品。第24回ホップ☆ステップ賞佳作受賞作。35頁。 ? ? ?
7 08 ぶっとびストレート >| 1987年2 野球漫画。第34回(昭和62年度下半期)手塚賞準入選作品。 ? ? ?
8 06 とんだバースディプレゼント >| 1987年3 WJ増刊 発明の失敗からコンピュータゲームと結びついた現実世界を舞台とした作品。『WJ』1987年 Winter Special に掲載されたデビュー作。 ? ? ?
9 02 オカルト探偵団 >| style="white-space:nowrap" | 1988年1
1989年
WJ増刊 推理とオカルトを合わせた作品。PART1(1988年 Autumn Special、31頁)とPART2(1989年 Spring Special、43頁)の2話が描かれ『WJ』増刊に掲載された。 ? ? ?
10 09 HORROR ANGEL >| 1988年2 WJ増刊 怪奇映画が登場するラブコメディ。『WJ』1989年Winter Special に掲載。 ? ? ?
11 01 狼なんて怖くない!! >| 1989年1 WJ 狼男を主人公としたラブコメディ。『WJ』1989年20号掲載、31頁。短編集の表題作となっている。 ? ? ?

書籍

単行本

書誌情報の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。書名が同じ物は【 】内の注記で区分をつけている。デフォルトでの表記は作品毎にまとめてオリジナルの発売順とし、短編集については最後に記載した。書名・発売年・判型にはソートを正しく行なうため便宜的に上付き・下付き文字で数字を加えている。発行レーベルについては以下の略号を用いる。

オリジナル 再版 短編集
書名 L 判型 発売年 巻数 注記
1 03 てんで性悪キューピッド【JC版】 >| JC 2 新書 1990年 4
2 04 てんで性悪キューピッド【ワイド版】 >| HC 3 小B6 1994年 3 ワイド版での再版。
3 05 てんで性悪キューピッド【文庫版】 >| 文庫 1 文庫 2002年 2 文庫での再版。
4 12 幽☆遊☆白書【JC版】 >| JC 2 新書 1991年 - 1994年 19
5 13 幽☆遊☆白書完全版】 >| JC 5 A5 2004年 - 2005年 15 ワイド版での再版。
6 19 レベルE >| JC 2 新書 1996年 - 1997年 3
7 16 HUNTER×HUNTER >| JC 2 新書 1998年 - 26
8 07 狼なんて怖くない!! >| JC 2 新書 1989年 1 短編集。

絵本

  • おおぼーぬーとちぃぼーぬー(2005年、講談社 絵/冨樫義博 文/武内直子)

同人誌

  • 幽遊白書終了記念 「ヨシりんでポン!」 (1994年発行)
  • *「幽遊白書」連載終了直後のコミックマーケットで無料頒布された冨樫義博本人、実弟、友人作成の同人誌。コミックマーケット準備会が本人のサークルと気付かず島中に配置してしまい、開場直後から客が殺到して大混乱を起こし、会場内の外周をぐるりと回る長蛇の列ができた。
  • 冨樫義博王子 武内直子姫 '98社会復帰宣言(1997年発行)
  • 週刊 冨樫帝国 No.37・38合併号(1999年発行)

その他

  • バイオハザード3 公式ガイドブック(1999年発行) イラスト寄稿。
  • 出身地である山形県新庄市のイメージキャラクター「かむてん」かむてんのデザインを担当。
  • 実弟の冨樫の単行本『森の妖精のはなし』(成人向け)巻末にイラストを寄稿。

逸話

  • アニメ『HUNTER×HUNTER』では声優として出演したこともある。1度目はジャンプフェスタで放映されたパイロット版(役柄は不明)、2度目はTVアニメ版第13話に登場する受験生の一人(怪鳥に襲われるロッククライマー)をそれぞれ演じた。
  • 『セーラームーン』公式サイト内の「直子姫のお部屋」2005年2月分で、冨樫がはまっている漫画に岡本倫の『エルフェンリート』(当時連載中)を挙げ、武内も「すごいまんがだ!!」と評している。
  • ジャンプ・コミックス『幽白』5巻のおまけページの中で、「連載作家の自由時間を単純に計算する公式」を紹介。それによると、当時(1991年頃)の冨樫義博本人の1週間の自由時間は「19時間」となっている。しかし、ここから食事・入浴などの「生活必用時間」を除くと「3 - 4時間」しか残らないとしている。
  • メタリカブラック・サバス、邦楽ではBUMP OF CHICKENL'Arc〜en〜Cielなど、ロック系の音楽を好んでよく聴くとジャンプの巻末コメントで述べており、最近ではエミネムケツメイシなどヒップホップ系も聴くとの事。レッド・ツェッペリンにおいては昔からの大ファンである。『HUNTER×HUNTER』においてもミュージシャンをモデルとしたキャラクターを何人か登場させている。
  • 「冨樫義博王子?武内直子姫 ’98社会復帰宣言」によれば好きな漫画は「漂流教室」で好きな雑誌は月刊アフタヌーン(自由に描かせてくれそうだから)。
  • 幽遊白書画集では「とにかく色(カラーイラスト)は嫌い」と語っている。そのためか、『幽白』の仙水編以降はほとんどカラーが使われていない。
  • 「このマンガがすごい!2008」にて久米田康治から「冨樫くんはホントに嫌な子です。タマに学校来たかと思ったら圧倒的に他のジャンプ漫画より面白い(笑)。ああ気に入らない。」と評された。

脚注

外部リンク

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