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大前研一

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本経営コンサルタント経済評論家社会起業家

平成維新の会後の特定非営利法人一新塾」創立者。株式会社大前・アンド・アソシエーツ代表取締役。株式会社ビジネス・ブレークスルー大学院大学代表取締役兼同大学院大学学長。アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科博士課程修了。学位工学博士(マサチューセッツ工科大学)

略歴

北九州市若松区出身。横浜市神奈川区反町育ち。父親は元軍人神奈川県立横浜翠嵐高等学校へ進学するが、高校時代は不登校。演奏部でのクラリネットの練習のためだけに学校へ通う。東京大学文科一類を受験するが合格は適わず、早稲田大学理工学部へ進学する。在学中は外国人を相手にした観光ガイドで英語の力を磨く。大学卒業後は、東京工業大学大学院原子核工学科修士課程にて修士号を取得。奨学金を得て、アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科博士課程に留学し博士号を取得した。

米国から帰国後は、日立製作所へ入社し高速増殖炉の設計技師として勤務。2年後に退職し、原子力の世界から引退する。同年新設されたばかりの米国系経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーへ転職。同社入社後より経営の勉強を始め、その勉強過程をノートにまとめた著書『企業参謀(1975年)』を出版する。『企業参謀』は、ビジネス初心者にもわかりやすいビジネス書としてベストセラーになる。経営コンサルタントとして活動を始め、中曽根康弘に経済政策提言・助言をしたことで広くマスメディアに知られるようになる。マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長、アジア太平洋支局長、日本法人会長を歴任し独立する。

1992年11月、新自由主義的な政策市民集団として「平成維新の会」を設立し、同会の代表に就任。江田五月シリウス)、細川護煕日本新党)、小沢一郎自民党羽田派)と並び、「日本4大改革派」と言われた。当初は直接政界進出せず政策の合致する他党派の議員・候補者を推薦・支持する格付けという形を取っていた。

1995年には、月刊誌「文藝春秋」3月号で「新・薩長連合結成宣言」を発表。知事連盟構想を掲げ、4月の東京都知事選に立候補するも、無党派層を集約できず惨敗(同月の北海道知事選では、同構想に呼応した友人の三浦雄一郎も出馬し落選)。時を置かずして行われた参院選比例区から、自身と三浦雄一郎ら10人で出馬するも全員落選。この時の選挙戦の体験を元に「大前研一敗戦記(1995年)」(文藝春秋)を出版し、その中で、この一件によって知己のあった財界人達から一時期疎んじられるようになり、選挙資金として私財6億円を失ったことを告白している。

平成維新の会は参院選直後に事実上解散するが、その後特定非営利活動法人政策学校一新塾を主宰し、政治家起業家の養成に乗り出す。更に教育関連事業会社ビジネス・ブレークスルーを設立、起業家養成学校「アタッカーズ・ビジネススクール」・管理者養成プログラム・大前経営塾・スカイパーフェクTV!によるビジネス番組放送サービス・e-ラーニングによるMBAコースを運営する。MBAコースは米国の南カリフォルニア大学との提携で始めるが、その後オーストラリアボンド大学とも提携を開始する。2004年には構造改革特区制度を活用し、株式会社運営による大学院大学ビジネス・ブレークスルー大学院大学を開校し、自ら学長・指導教授を務める。ビジネス・ブレークスルー2005年12月に東証マザーズ上場を果たした。米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院公共政策学部教授、オーストラリアボンド大学客員教授も兼任する。

日本国内はもとより海外での評価も高い経営コンサルタントであり、1994年の英国の経済誌「エコノミスト」にて、現代社会の5人のグル(世界を動かす教祖)に選ばれる。英国の新聞フィナンシャルタイムズの選ぶ「歴史上の経営書トップ50」にも著作が2冊選ばれる。かつて頻繁に地上波テレビ番組に出演していたが、近年ではCS放送のビジネス・ブレークスルー以外の放送番組にほとんど出演していない。2007年12月雑誌SAPIOの中でテレビに出ない理由を、プロデューサーといった番組制作者が「これを言ってくれ」と干渉してきて番組が偏向するのが嫌だからと述べている。

MIT留学時代に演奏部で知り合ったアメリカ人のジャネット夫人との間に2男をもつ。趣味オートバイクラリネット

大前研一の運営するビジネススクール

著作

  • 『企業参謀』
  • 『続・企業参謀』
  • 『平成維新』
  • 『平成維新パート?』
  • 『ボーダレス・ワールド』
  • 『マッキンゼー・ボーダレス時代の経営戦略』
  • 『サラリーマン・サバイバル』
  • 『サラリーマン・リカバリー』
  • 『新・資本論』
  • 『ザ・プロフェショナル』
  • 『考える技術』
  • 『ドットコム仕事術』
  • 『ロウアーミドルの衝撃』
  • 『新・経済原論』
  • 『心理経済学』

訳書

  • エクセレント・カンパニー』(トム・ピーターズ、ロバート・ウォーターマン共著)
  • 『ハイ・コンセプト』(ダニエル・ピンク著)(三笠書房 2006年)

関連項目

外部リンク

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