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山梨連続停電

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

平成20年8月4日発生山梨県内における広域停電(へいせいにじゅうねんはちがつよっかはっせいやまなしけんないにおけるこういきていでん)とは、2008年8月4日山梨県のほぼ全域で断続的に発生した広域停電である。

概要

1回目の停電は8月4日の午後3時半頃に県北部に位置する北杜市で発生。その後徐々に範囲が広がり、午後6時半頃には山梨県内のほぼ全域で停電となった。56万戸に影響し、完全に復旧するのに午後8時までかかった。 この停電により以下の被害が発生している。
  • スーパーなどでは冷蔵設備が使用できなくなり生鮮食品の大量廃棄が発生するなどの経済的被害が発生。
  • 交差点の信号機も作動しなくなり、南アルプス市ではこれの影響によるひき逃げ死亡事件もおきている。
  • 北杜市ではレジャー施設のエレベーター内に9人が閉じ込められ、うち1人が病院に運ばれた。
  • 身延線の送電がストップし、運休や遅れが発生した。(中央本線は自社送電のため停電による影響は発生しなかったが、豪雨により一部区間で運転を見合わせていた。)
その後も5日、6日、7日と4日間連続で停電が発生。特に7日の停電は50万戸におよび、4日の停電に次ぐ規模となった。

原因

停電の原因はいずれも山梨県のほぼ全域に送電を行なっている超高圧変電所「東山梨変電所」に落雷が発生したことによる遮断機作動が原因であった。山梨県の電気は一部を除き福島県福島第一原子力発電所福島第二原子力発電所から50万ボルトの高圧で直接東山梨変電所へ送電しており、東山梨変電所から4箇所の一次変電所と47箇所の配電用変電所に送られている仕組みとなっている。山梨県には東山梨変電所以外に超高圧変電所がないため、東山梨変電所の送電が遮断された場合は県内のほぼ全域で影響が発生する。8月4日から7日にかけて山梨県内では雷注意報が発生しており、東山梨変電所にも落雷が発生していた。さらに4日の停電では当変電所に設置されている遮断器に不具合が発生していたため過電流を止める事ができず、県内の全域で停電が発生してしまった。

これに対し山梨県内の電気を管轄する東京電力は避雷線や放電器具を設置して落雷対策を施しているが、現在の技術では雷による停電を完全に食い止めることはできないとコメントしている。 なお、当初は山梨県全域と報道されたが、県の南に位置する南部町だけは静岡県の超高圧変電所から送電されているため停電は発生していない。

参考ソース

外部リンク

東京電力山梨支店
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