読み込み中...東方Projectの登場キャラクター(とうほうプロジェクトのとうじょうキャラクター)では、同人サークル上海アリス幻樂団製作の弾幕系シューティングゲーム『東方Project』に登場する架空のキャラクターについて解説する。1つの特徴として、登場キャラクターは基本的に女性であり、男性キャラクターがほとんど登場していない点が挙げられる。これに関しては#キャラクターの性別についての節を参照。
なお、本項目では二次創作物のキャラクターについては基本的に掲載していない。
本項では便宜上、作品名は『東方』を省いた略称で表記することとする。作品名の法則や略称に関する詳細は東方Project#各作品のタイトルと呼称についてを参照。
以下は特殊な例である以下の2名が東方Projectの主人公として定義されている。
東方Projectの主人公。博麗神社の巫女。
東方Projectのもう一人の主人公。普通の魔法使い。
PC-98版の作品(1-5作目)に登場するキャラクターに関しては東方Projectの登場キャラクター (PC-98)を参照のこと。
以下の7名は『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』にて初登場したキャラクターである。
幼い少女のような姿をした妖怪。『文花帖(書籍)』や『求聞史紀』には、特に目的意識は持たず、一日中ふよふよ飛んで過ごしていることが記載されている。能力を使うと昼間でも彼女の周りは闇の空間になり、外からは黒い球体が飛んでいるように見える。この闇は魔法の闇であるため、松明などを中に持ち込んでも効果がない。中は夏でも涼しいが、外から中は見えないのと同様に中からも外が見えず木にぶつかることもあるが、『文花帖(書籍)』でまるで気にしていないことを語っている。またこのときの「文々。新聞」の記事のせいで、涼みに入って来るものが現れて本人は迷惑している。「そーなのかー」という言葉を『紅魔郷』と『文花帖(書籍)』の両方で発している。常に闇の中に居るが新月の夜だけは能力を使っていない。黒い服を着ていて、眼は赤く、髪は黄色で、髪の毛に赤いリボンを巻いているが、このリボンは「お札」でルーミア本人は触ることすらできない『紅魔郷』付属の「おまけ.txt」にある「キャラクタについて裏一言」より。。『紅魔郷』で両手を大きく広げて現れたが、これは聖人が十字架に架けられている様子を意識しているらしい。ちなみに人食いの妖怪でもあり、出会った霊夢に対して「目の前にいるのは食べてもいい人間?」などと言っていた。作者の談によると、出落ちとして「闇を操る」という強そうな能力を持ったキャラクターを一番弱い1面ボスに置きたかった、という理由でルーミアというキャラクターが生まれた「神主ZUN、『風神録』についてかく語りき!」『キャラ☆メル』Vol.3、pp.104-111、一迅社、2007年。。
湖に住む氷の妖精。そのため常に体から冷気が出ており、彼女の周りだけいつも寒い『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」及び『求聞史紀』における当該キャラクターのページより。。いたずら好きで妖精らしいともいえる幼稚な行動をとり、『紅魔郷』おまけ.txtには蛙を氷づけにする遊びを好んでいることが記されている。しかし沼に棲む大ガマに喰われた経験もあり、この出来事は後に「文々。新聞 第百二十季・水無月の一」に記事として掲載された。ZUNは「妖精は人間以下の存在」と語ったことがあるが『東方書符』2004年1月12日の記事 (Web) および『幻想掲示板』2003年12月15日の投稿 (Web) より。、『花映塚』での四季映姫の台詞によると、チルノは妖精の中でも力が強い存在らしいとのこと。『花映塚』のマニュアルにて、画面写真で⑨と示され、その説明として「9.バカ」と書かれるという印象的な形で画面の説明に使われた。チルノがバカであるという設定は、元々は『紅魔郷』おまけ.txtの記述から派生した二次設定であったが、前述の『花映塚』のマニュアルおよびキャラ設定.txtに「バカ」と明記されたことや、求聞史紀での「どんな簡単ななぞなぞにも答えられない」などの記述によって公式設定化したものである。しかし『求聞史紀』では、妖精という種族その物が自分勝手で頭が弱いとも記されている。また、直接的に言及されたわけではないが、リグル・ナイトバグのラストワードの説明でもリグルがバカであることを言及するために引き合いに出されている。作品によって一人称が変化しており、『紅魔郷』では一人称を言わず、『文花帖(書籍)』では「私」、『花映塚』では「あたい」と言っている。
紅魔館の門番を務める華人風の妖怪。チャイナドレスに鍔無しの人民帽と、装いも中国人風であり、紅い髪と帽子についた星に刻まれた「龍」の文字がトレードマークである。主に湖からやってくる妖精を迎撃している。門番以外にも色々と仕事を任されているらしく、『文花帖(書籍)』によれば紅魔館の庭にある花畑の管理人でもあるという。更に妖怪でありながら人を襲わず、逆に人間と親しく話すことから穏和な性格であることがうかがえるが、その一方で侵入者に対しては容赦がない。武術の達人であり、試合を申し込みにくる武道家も多いらしい『求聞史紀』における当該キャラクターのページより。。弱点らしい弱点がなく普通の人間相手には強いが、妖怪としてはそれほど強くない。朝は太極拳、昼には昼寝をしている姿が目撃されている。『儚月抄』では紅魔館に永琳や鈴仙が忍び込んだ時にも昼寝をしていたらしい『儚月抄』作者ホームページより。。『萃夢想』では黄昏フロンティアのホームページで配布されているパッチを適用した状態で、ある条件を満たすと自機として使用可能になる追加キャラクターとなっている。『萃夢想』ストーリーモードのテキストは原作者のZUNによって書かれたものであるが、美鈴のテキストは黄昏フロンティアのスタッフによって書かれている。そのせいかストーリーモードでは使用不可となっている。
紅魔館の大図書館に住む魔法使いで『求聞史紀』では、外見や身体能力は人間と変わらないが、その気になれば食事を取らずとも魔力で補える魔法(捨食の法)を使える者を『魔法使い』という“種族”で呼ぶ。生まれながらの魔法使い(先天性)と、人間が修行でその魔法を身につけた場合(後天性)とがあり、パチュリーは先天性、アリスは後天性である。また自らに不老長寿の魔法(捨虫の法)を使える者を完全な『魔法使い』としている。、紫色の長髪に紫色の瞳と、全体的に紫色のカラーリングが特徴的である。生れながらの魔法使いで、すでに100年程生きている。紅魔館の主人(レミリア)の友人でもあり、『妖々夢』エンディングでは、レミリアから「パチェ」というあだ名で呼ばれ、パチュリーはレミリアのことを「レミィ」と呼んでいる。生まれつきの喘息持ちで、さらに「本のそばに或るものこそ自分」と考えており、滅多に外出せず運動もしないため体が弱い『紅魔郷』付属の「おまけ.txt」にある「キャラクタについて裏一言」、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」にある「キャラ設定」などの記述より。。空を飛んで移動する際には、風に背をもたれかけて楽な姿勢をとる『幻想掲示板』より。多彩な魔法の中でも特に精霊魔法(属性魔法)を得意とし『東方書譜』2004年1月4日の記事 (Web)、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」、パチュリーの項の「能力」、『求聞史紀』などの記述より。、『紅魔郷』4面ボス時は、選択した自機キャラクター・装備・難易度の組み合わせによって、使用してくるスペルカードが変化する。しかし錬金術は苦手。『永夜抄』のエンディングにて、レミリアの要望により月へ行くためのロケットの制作を試みるが、千を越える材料が必要なことに加え、資料が不十分であったために挫折する。その後もちょくちょくレミリアが計画を再開してロケット作りに挑戦していた『花映塚』より。。『儚月抄』にて再びロケットの制作を行い、霊夢が召喚する航海の神(住吉さん)の力を利用するロケットを開発する。
紅魔館のメイド長で、紅魔館に住んでいる唯一の人間『求聞史紀』および『新三月精』第1話「梅雨の別荘」より。。銀製のナイフを多数所持しており扱いが上手く、タネなし手品も得意としている『妖々夢』付属のマニュアルや、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」にある「キャラ設定」、および『求聞史紀』における当該キャラクターのページより。。彼女は時間を操る能力を持っているがゆえに、空間も操ることができるらしく、紅魔館の内部は彼女の能力によって拡げられている『幻想掲示板』 2003年3月29日の投稿 (Web) より。『求聞史紀』の彼女の項でも触れられている。。『永夜抄』付属のマニュアルにはレミリアに対して心からの忠誠を誓っていることが記載されているが、その割にフランクな口を聞いたりすることもある。作者が語った設定によると、幻想郷の生まれではないらしく「十六夜咲夜」という名前もレミリアが与えた物らしいファンの質問メールに対するZUNの返信より。このメールは質問者によって公開されており、ファンサイト「[http: //www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/ Coolier]」の「旧うpろだ観測」にある「game_1522.lzh」から確認できる。。『求聞史紀』で阿求は、彼女は元吸血鬼ハンターではないか、と推測していた。また相手によって口調(喋り方)が異なることが多く、敵に対してはキリキリとした口調、パチュリーに対しては畏まった敬語、レミリアに対してはやや天然ボケの入った敬語口調が、それぞれ基本となる。基本的に眼の色は紫か青だが、『紅魔郷』でボスとして登場した時や『萃夢想』の一部スペルカードにおける演出では、眼の色が赤くなる。
紅魔館の主人で吸血鬼のお嬢様。500年以上生きており『紅魔郷』の「おまけ.txt」、『永夜抄』のマニュアル、『萃夢想』の「上海アリス通信.txt」、『香霖堂』第5話「完全で瀟洒なティータイム後編」、『新三月精』第1話「梅雨の別荘」、『求聞史紀』のレミリアのページと、多くの場所で同一の内容が明記されている。、 貴族らしく威厳や体面を重視しているものの、性格は見た目通りの子供で非常にワガママである。また『紅魔郷』の「おまけ.txt」には、少食で人から多量の血が吸えず、さらに血液をこぼして服を真っ赤に染めるため「スカーレットデビル(紅い悪魔)」と呼ばれていると記されている。ツェペシュの末裔を名乗っているらしく、スペルカードにも彼の名を冠した物があるが、実際の血縁関係ではない『紅魔郷』付属「おまけ.txt」の、レミリアの項や裏音楽コメント「ツェペシュの幼き末裔」より。。血縁には妹であるフランドール・スカーレットがいる。『妖々夢』エンディングでは、パチュリーから「レミィ」とあだ名で呼ばれ、レミリアはパチュリーの事を「パチェ」と呼んでいる。彼女は「日光に当たると気化してしまう」という設定があるため『紅魔郷』本編の霊夢(霊符)エンディングや魔理沙(恋符)エンディングより。 、『萃夢想』では自機もしくは敵として彼女を選択すると、ステージが夜しか選択できなくなり、昼のステージを選択しても強制的に夜のステージが選ばれる。また、『緋想天』では紅魔館外のステージを選択すると、強制的に「紅魔館ロビー」もしくは「紅魔館大図書館」が選択されるようになっている。ただし、『求聞史紀』にも「昼でもよく見かける吸血鬼」との記述があるように、自身で日傘を差して昼間もよく出歩いており『紅魔郷』の霊夢(霊符)エンディングや『旧三月精』第0話「桜の距離」では日傘を差して博麗神社を訪れており、また『紅魔郷』の魔理沙(恋符)エンディングや『文花帖(書籍)』pp.70-71、『求聞史紀』では昼間に出歩いていることが示唆されている。、『新三月精』第7話でも日中の湖の照り返しを受け、彼女の身を案じる咲夜をよそに平然としているため、日光はそこまで致命的な弱点ではない可能性もある。吸血鬼は読んで字の如く鬼でもあり、炒った豆に触れると皮膚が焼けるため、紅魔館で節分大会が行われた際、自分は参加せずに恵方巻きを食べながら眺めていたことが『文花帖(書籍)』に記載されている。ただし『求聞史紀』によると納豆は好きらしい。『文花帖(書籍)』ではパチュリーがこれらの種族的な弱点について、別の弱点を隠すためのものではないかと考えていた。『文花帖(書籍)』、『儚月抄』ではロケットを製造して月へ行くことを目論んでおり、『文花帖(書籍)』ではそのための材料を咲夜に集めさせている。『儚月抄』では紫から月の都へ忍び込む計画を持ち出されており、咲夜にロケットに関する資料を集めさせ、パチュリーにロケット本体を製造させている。
レミリア・スカーレットの妹。七色に光る特徴的な形状の翼を持ち、髪は薄い黄色をしている。背丈や年齢は姉のレミリアと同程度。『紅魔郷』Extraステージでの霊夢との会話によると、少なくとも495年以上は生きているが、少々気がふれているため、その生きてきた時間のほとんどを地下室で幽閉されて過ごしたことを話している。基本的にはあまり怒らず落ち着いた喋りをしているが、人間をケーキや紅茶に調理された状態でしか見たことがなく、また人間の襲い方も知らないために手加減ができず、相手を跡形も残さず吹き飛ばしてしまう。他の紅魔館メンバーと比べて本編での登場回数が少なく、キャラクターが固定されていないため、『紅魔郷』で初登場した頃と『文花帖』『求聞史紀』に登場した頃ではキャラクターの印象が異なっている。また『紅魔郷』ではレミリアを尊敬し懐いていた様子だったが、『文花帖(書籍)』ではレミリアの見ていないところで「あいつ」呼ばわりし、『紅魔郷』では「少々気がふれている」であるのに対し、『文花帖(書籍)』の欄外の紹介では「情緒不安定」になっている。彼女の能力である『ありとあらゆるものを破壊する能力』とは、打撃による破壊活動ではなく、全ての物には力を加えれば物を破壊できる「目」が存在しており、離れた物の「目」を自身の手の中に移動させることができ、強く握ることで爆発(破壊)させてしまう能力。本人曰く、「ギュッとしてドカーン」。紅霧異変前までは地下で閉じ込められていたが、異変解決後は屋敷内を自由に散策している。
目次へ移動する以下の11名は『東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.』にて初登場したキャラクターである。
冬の間だけ現れる妖怪で、『求聞史紀』には雪女の一種とも記されている。『妖々夢』で咲夜の前に現れたときは「黒幕」と自称した。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、レティにとって春は憂鬱な季節だが、それは当たり前の事として受け取っており、霊夢たちに対しても本気で攻撃を仕掛けた訳ではないらしい。また『求聞史紀』によると冬以外は涼しいところに隠れて寝ているとのことである。
尻尾が2本ある化け猫の妖怪。普段は妖怪の山に住んでいる。また八雲藍の式神でもあるため、妖怪(八雲紫)の式の式と呼ばれている。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、橙は化け猫に鬼神を憑かせたものであるが、式神の藍が打った式神であるため能力はやや低く、その式は水に濡れると外れるというものであり、また猫としても水が苦手であるため、とにかく水に弱い事が記載されている。『文花帖(書籍)』では猫の里を造りそのトップに立とうとしていたが、経過は芳しくない。『妖々夢』2面の咲夜との会話では冬は炬燵で丸くなることを迷信だと言って否定しているが、『求聞史紀』では人間の里で炬燵の中で丸まって寝ている姿を目撃されている。
魔法の森に住む魔法使い。『求聞史記』によるとアリスは元々は人間で、修行を積んで『魔法使い』になったとされている。ただ、『魔法使い』と言ってもパチュリー等と比べると魔法使いになってから日が浅いため、食事や睡眠といった人間の習慣が抜けておらず、人間となんら変わらない生活をしているらしい。
『文花帖』によると自分で物を考え行動する自立人形を作るのが今の目標である。アリスは昔に自立人形を何度か見たことがあるらしく、アリスが人形に定期的に命令すれば既に人形を自立しているかのように動かせるが、それ以上にはまだ修行が足らないとのこと。人形作りが得意で、大量の人形を同時に操ることができるなど、その器用さは幻想郷内でもピカイチ『永夜抄』付属のマニュアル、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」にある「キャラ設定」、および『求聞史紀』より。。『求聞史紀』では、人間が出来る動きの殆どを人形でやることができる他、数体の人形をそれぞれ別の動きをさせて、時には連携を取らせたり完全に非同期で動かしたりでき、とても操作しているとは思えないと記述されており、魔理沙もアリスが自分で操作しているのかを疑っている。『三月精』ではアリスは人形達に口頭で指示を出していた。その際人形が命令に対して反抗的な表情を見せており、僅かながらの自我を持っている人形も既に存在している様である。この時、アリスは屋内に居ながら、屋根の上では10体以上の人形が雪かきを行い、室内では炊事係も働いている。
『求聞史紀』では、戦う場合は強制的に1対多を強いられ苦戦は必至であるが、アリス本人は人形の操作で手一杯でありそこが弱点だとされていた。『永夜抄』付属のマニュアルによると、魔法の森のキノコに詳しい魔理沙と違い、アリスはキノコを使わない。また『永夜抄』付属の「キャラ設定.txt」にはインドア派であると記載されているが、『求聞史紀』によると活動範囲は幻想郷の「如何なる場所でも」とされる他、祭の時に人々の前に現れて人形芸を披露しているという。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、圧倒的な力で戦いに勝つことはアリスにとっては楽しいことではない為、常に相手より少し上の力で戦おうとする。また、全力を出して負けると後がない為本気で戦うことがなく、この性格は霊夢に似ていると記載されている。『萃夢想』では萃香から魔族と呼ばれている。瞳の色は『妖々夢』では青、『永夜抄』では金になっている。『緋想天』のキャラ設定によると、性格は他人に無関心で魔法に執着する。『妖々夢』Music Room内のコメントによると、アリスは少々特別なキャラクターであり、テーマ曲『人形裁判 〜 人の形弄びし少女』は気合は入れて作曲されているという。
春が来るとその事を告げようと湧いて出てくる妖精『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」より。。興奮すると表現方法が弾幕になる模様で非常に危険。セリフやスペルカードの類は一切無いが、言葉を発することができないというわけではないらしい。『新三月精』第7話「春の幻 前編」においては「春告精」と呼ばれ、同作第8話には彼女が通った所が一瞬で春になるシーンが登場する。同作でもセリフは無い。『花映塚』の9面では黒い服を纏って現れるが、これがリリーホワイトと同一なのか、それとも別の存在であるのかについては明言されていない。ZUNの細かな指定があったかは不明だが、『儚月抄』第9話のパーティー会場の場面では白い服のリリーホワイトとは別に黒い服のリリーホワイトも描かれていた。
人間の貴族であるプリズムリバー家の四女「レイラ・プリズムリバー」が、姉達の姿を模して生み出した騒霊(ポルターガイスト)三姉妹。レイラの死後も三人は消滅することなく、現在まで騒がしく暮らしている。レイラの姉にあたる「プリズムリバー姉妹」と、騒霊の「プリズムリバー三姉妹」は全くの別存在である。また、レイラは設定上存在するのみで作品中には登場しない(レイラ・プリズムリバーの節を参照)。なお、騒霊はゲーム中では幽霊と同じ扱いになっているが、作者によると幽霊とは異なる存在であるらしい。『求聞史紀』でも、「他に当てはまる項目が無い」(p.25) という理由で「幽霊」の項目に記載されている。『求聞史紀』によると三姉妹は「プリズムリバー楽団」として音楽活動を行っており、幻想郷のその筋では有名らしい。
騒霊で三姉妹の長女。優等生タイプで曲がった事が大嫌い。やることはやるが少々暗く、素直で騙されやすい。弦楽器(特にヴァイオリン)が得意で、『鬱』の音を担当している。プリズムリバー楽団のリーダーであるが『文花帖(書籍)』における当該キャラクターのページより。、性格や雰囲気のせいもあってメルランがリーダーだと勘違いしている人もいるらしい。『妖々夢』では霊夢と会話、弾幕勝負をする。
騒霊で三姉妹の次女。魔法の力は三姉妹で一番だが使い道を誤っている。基本的に明るい性格だが、やや躁病のようでもある。管楽器(特にトランペットを愛用)が得意で、『躁』の音を担当している。ソロで活動することもある。『妖々夢』では咲夜と会話、弾幕勝負をする。
騒霊で三姉妹の三女。お調子者で狡猾。普段は姉達をけしかけ自分は戦おうとせず、最小限の力で最大限の利益を得ることしか考えていない。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、その態度や行動は三枚先まで計算されているという。どんな楽器も得意だが、普段は鍵盤楽器かパーカッションで、『幻想』の音を担当している。三人の中では一番背が小さく『求聞史紀』の彼女のページより。またZUNの回答メールでは、ルナサとメルランが「身長やや低」に分類されているのに対し、彼女は「身長低」に分類されている。、コンサートでは周りの楽器に隠れてしまい、よく見えないらしい。『妖々夢』では魔理沙と会話、弾幕勝負をする。
西行寺家の専属庭師兼幽々子の警護役。彼女は2代目であり初代の魂魄妖忌は現在行方不明。剣の指南役でもあるが庭師扱いを受けている『永夜抄』のマニュアルより。。半人半霊という存在で、彼女にいつもついている巨大な幽霊が彼女の幽霊側の半身。二刀流の剣士で、幽霊十匹分の殺傷力を持つ長刀「楼観剣」と、人の迷いを断つ短刀「白楼剣」の二振りを操る。ストレートで真面目な性格なため、周りの者(特に幽々子)に振り回されることが多い。感受性が強く、『永夜抄』エンディングでは狂気の眼になった。お化けなどの怖いものが苦手『永夜抄』Extra(冥界組)の会話より。。冥界の結界がなくなり、冥界の幽霊がよく幻想郷に行ってしまうので、幽々子から預かった「人魂灯」(『香霖堂』第12話「幽し光、窓の雪」で登場した幽霊集めの道具)を使って幽霊を集めて連れ帰る仕事を負うこともある。『萃夢想』では師である妖忌の真実は斬って知るという言葉を実践し、問答無用の辻斬りのような行動を行うが、萃香からは師匠の教えを理解しているとは思えないと指摘される。『妖々夢』での瞳の色は赤色だが、『萃夢想』以降は青色になっている。咲夜と同じくスペルカード使用時に瞳の色が変化する時がある。
伝統ある西行寺家のお嬢様で、白玉楼の主の亡霊姫。足はある『永夜抄』付属の「キャラ設定.txt」より。。一見何も考えていない脳天気な性格に見えるが、その実かなりの年月を存在している故の知識を持ち、時おり物事の裏の裏まで捉えているかのような発言をして見せたりと掴み所がない。1000年以上亡霊をやっている。自分の能力が効かない蓬莱人が苦手『永夜抄』エンディングNo.4(冥界組グッドエンディング)や、『永夜抄』 Extra(冥界組)の会話より。。冥界に住む幽霊たちの管理者でもある。『萃夢想』対戦モードの会話では、萃香から顕界に未練があるのではないかと指摘されていた。「春雪異変」の張本人で、妖夢に春を集めさせて「西行妖」という妖怪桜の封印を解き、その下に眠る人物を生き返らせようとした。八雲紫とは旧知の仲『妖々夢』付属「キャラ設定.txt」の「八雲紫」の欄より。。生前はある「歌聖」の娘であったという 。この歌聖の名は明らかにされていないが、『妖々夢』の作中に登場する和歌は西行法師のものであり、また幽々子の名字は「西行寺」である。西行寺家にある古い文献では「富士見の娘」と書かれており、「死霊を操る程度の能力」を持っていたがのちに「死に誘う程度の能力」となり、人を簡単に死に誘える自身の能力を疎んで「西行妖」が満開のときに自害した。転生して再び苦しむことがないよう幽々子の死体は西行妖を封印する結界とされ、幽々子は亡霊になった。亡霊となった後は生前のことを忘れて、死に誘うことも楽しむようになっている。
八雲紫の式神(化け狐)。その名前は紫が付けたものである。紫が寝ている間は彼女が代わりに活動する。式神だが強大な霊力を身につけており、自身も橙という式神を持っている。『永夜抄』のグッドエンディングでは、藍は人間味の少ない妖怪であり月に影響されやすいとのことで久しぶりの満月を見て少し気分が高揚するが、主人である紫が満月を見ても平気なのを見て尊敬の念を見せた。しかし『文花帖(書籍)』では、妖々夢Extraステージで勝手に霊夢たちに挑んだ事で紫にお仕置きを受けている。式神は数式によって形作るものなので、自らが式神でなおかつ式神使いでもある藍は数学が得意で、『文花帖(書籍)』の自身の記事では、暇潰しに三途の川の長さを求める方程式を開発したことを取り上げられた。『求聞史紀』によると、狐だからか油揚げが好きで、遭遇時には油揚げを与えてその隙に逃げると良い、と記されている。
様々な物事境界を操る力を有する妖怪。その力は結界などの物理的境界を操るだけに留まらず、夢と現実・物語の中と外と言った概念的な境界や、物体が個として存在するための「自分とそれ以外を分ける境界」にまで及び、万物の創造と破壊を司る、神にも匹敵する能力と評されている。
幻想郷の外の世界も知っており、神隠しと呼ばれる現象は主に彼女が境界に揺らぎを起こすために起こると言われる。境界を操る能力によって空間の裂け目に出入りしてどこにでも移動できるため、神出鬼没。この裂け目の中にはたくさんの目や手が見えるが、これは幻想郷から外の世界を見たイメージで、人間の欲の手と他人の目、役に立たない人工物のイメージとして道路標識が見えることもある。胡散臭い風貌・信用できない・誰から見ても心が読めない性格。話したがりで、他者の考えを読んで出会い頭に一方的に話すこともままある。普段は余り動かず一日に12時間の睡眠を取り『妖々夢』付属「キャラ設定.txt」の「八雲藍」の欄より。、冬眠までする。寝ている間のことは全て式神の藍に任せっぱなし。
彼女は「すきま妖怪」と呼ばれる事が多いが、すきま妖怪と言う種族がある訳ではなく、いわゆる「一人一種族」の妖怪である。長く生きているだけあって交友関係は広く、友人は霊夢の他にも幽々子や萃香等。しかし四季映姫は苦手で、紫曰く「あの方には逆らえない」とのこと。阿求とは阿求の転生前から知り合いらしく、『記憶する幻想郷』では「幻想郷縁起」をチェックするためにその完成前に稗田家を訪れた。阿求からは「妖怪の賢者」と呼ばれている。また1200年以上前に阿一(初代の御阿礼の子)が記した幻想郷縁起にも紫と思われる妖怪が登場するような幻想郷の最古参の妖怪の一人で、時代毎にその時代に合った姿をしている。
幻想郷を誰よりも愛していて、博麗大結界の提案と創造をしたり、外の世界から落ちて来る道具の安全確認や博麗大結界の監視なども行っている。そのため、博麗神社を自分の縁ある神社にするために要石を刺そうと干渉してきた天子に普段の飄々とした態度を取ることもなく激しい怒りを露わにした。数学や計算能力に秀でているらしく(公式資料では「数字に強い」と表現されている)、『文花帖(書籍)』の藍の言葉によると、藍には理解できないもの、無間の底の深さや北斗七星が北極星を食べるまでの時間ですら一瞬で求めてしまえるらしい。また『香霖堂』によると、人間の使う星座とは大きく異なった、いわば「妖怪のための星座」の名付け親でもあるらしく、渾天儀に著作者として名前が記されていた。『吸血鬼条約』『本当は近い月の裏側』『コンピュータの彼岸』といった書物も執筆している。
かつて幻想郷の妖怪を集めて月面戦争を引き起こしたが、返り討ちにあった事が『求聞史紀』において語られている。『儚月抄』においては霊夢に稽古をつけて彼女を動かし、第二次月面戦争を目論んでいるようだが、その真意は不明である。瞳の色が『妖々夢』では紫だったが、『永夜抄』では茶か金、『萃夢想』では金になっている。作品によって服装や瞳の色が大きく変わっており、『香霖堂』に出演した際は『妖々夢』に近い服装、『萃夢想』では六十四卦の「萃」が描かれた服を着ており、『永夜抄』の自機でも同じ服装である。『緋想天』ではグラフィックが前作の使い回しになっているが、新しく描かれたものは服の模様が「萃」ではなくなっている。『萃夢想』のグラフィックでは他作品より大人びて、『香霖堂』の挿絵では幼く描かれているが、『萃夢想』と『香霖堂』のイラスト担当はZUNではない。
目次へ移動する以下の1名は『東方萃夢想 〜 Immaterial and Missing Power.』にて初登場したキャラクターである。
幻想郷に現れた鬼。見た目は少女だが、何百年も生きている。かなりの飲兵衛でいつも酒を呑んでは酔っているが、幻想郷中に広がる薄い霧になって盗み見ていたということもあって時折人の心を読んだかのような発言をする。酒に酔っているためか、常に前後にフラフラしている。見かけによらずかなりの怪力。弱点はやはり炒った大豆『萃夢想』パチュリーシナリオにおける萃香との会話より。。「伊吹瓢」と言う青色の瓢箪を持っており、この瓢箪は酒虫という水を酒に変える虫の作用によって酒が無限に沸き出るようになっている『新三月精』第18話より。。ただし転倒防止のためのストッパーが付いており、一度に出る酒の量は瓢箪の大きさ分のみである。『萃夢想』エンディングNo.2(紫グッドエンディング)より。。
密と疎を操る程度の能力とは、文字通り物質の密度を自在に操る能力である。物質の密度を極限まで高めればそれは超高熱の火球と化し、逆に密度を下げれば物質は結合の力を失ってバラバラになる。自分自身の密度を薄める事によって小さな分身を作り出したり、霧状にまで変化する事も出来る。さらには人々の意識と言った形を持たない物を集める事も可能であり、人々が萃香の周りに集まって宴会をよくやるのはこの能力の影響である。
『萃夢想』での目的は、幽々子が『妖々夢』で春を集めてしまったせいで桜の季節が梅雨前の短い期間だけとなり宴会が減ったことを不満に思い、霊夢達に3日おきに宴会を行わせることと、その騒ぎで他の鬼達を幻想郷に戻らせようとした。紫とは友人らしく「(紫は)存在そのものがインチキ」だと言いつつもその力を認めている節がある。他にも同じ四天王の一人であった星熊勇儀や博麗霊夢とも仲がよく、『地霊殿』では霊夢のサポート妖怪として力を貸している。
現在は『萃夢想』のいくつかのエンディングによると博麗神社に居る様子であるが、『求聞史紀』では妖怪の山が主な活動場所とされている。また、『緋想天』では天界を訪れ、比那名居天子に天界の一部を自分に割譲するよう要求して天子と戦う。萃香がこの戦いに勝利したため、現在は天界にも居座っている状況である。幻想郷に現れる前は他の鬼達と共に旧都に住んでいた。それよりも前は今と同じく妖怪の山に住んでいたようで、「山の四天王」の1人とされていた。山の天狗や河童の上司にあたる存在でもあったようで、山の妖怪は今でも萃香に対しては頭が上がらない状態である『地霊殿』3面ボス戦前会話イベントにおける魔理沙とにとりの会話より。。
昔、幻想郷に鬼がたくさん居た頃は、鬼は人間に勝負を挑んでは負かした人間をどこかへ攫って行ってしまっていた。もちろん人間が鬼に勝てる事など滅多に無く攫われる一方であったため、様々な策略と専門的な方法(時に卑怯な手段を含む)によって鬼は人間に退治されてゆき、残った鬼は旧都へと移り住む事で幻想郷から姿を消した。こうして人間が攫われる事はなくなったが、鬼が長い間幻想郷から居なくなっていた事で、鬼を退治するための特別な方法が現在の幻想郷からは失われており、誰にも退治できなくなっているという『求聞史紀』 pp.92-93より。。現在幻想郷に戻ってきている萃香ももちろん鬼なので誰にも退治が出来ない存在となっているが、萃香は少なくとも戻ってきてからは人攫いをしていないらしい。これは、『萃夢想』エンディングによれば萃香が未熟なのではなく、霊夢の能力(本人達に自覚は無い)によるものとされている。
ちなみに日本には伊吹山という鬼に縁のある山がある。
目次へ移動する以下の8名は『東方永夜抄 〜 Imperishable Night.』にて初登場したキャラクターである。
蛍の妖怪『永夜抄』体験版付属「おまけ.txt」の「キャラ設定簡易版」より。。虫の妖怪だが、外見から確認できるそれらしいパーツは触角と羽のみである。虫なので寒さと殺虫剤に弱い。『永夜抄』体験版の「おまけ.txt」では永夜抄のボスは『紅魔郷』『妖々夢』のボスより強大な能力を持っていることが書かれていて、リグルの能力は大量の毒虫も操れることから「実は強いかも」とも書かれている。ただしこれは能力を毒虫による殺傷に活用した場合の話であり、『永夜抄』スペル・プラクティスの「カードの補足」No.206では「少々頭が弱」く、「チルノ辺りと遊ぶのが丁度良い」と書かれている。『永夜抄』のプレイヤーキャラはラスボスクラスのキャラとの二人組で、夜が明ける前の解決を目指して急いでいるため、「会話でも誰からも相手にされずちょっと可哀相」とのこと。ショートヘアにキュロットという男の子のような外見だが、れっきとした女の子であり『永夜抄』の「キャラ設定.txt」でも「彼女は」と紹介されている。、また一人称は「私」である『永夜抄』結界組1面および詠唱組1面より。。『文花帖(書籍)』より、虫の地位向上を目指すため、決められた時間に大量の虫を遣わせお知らせする「蟲の知らせサービス」という商売をしている事がわかった。
夜雀と呼ばれる妖怪。人の視界を奪って鳥目にしてしまうこともできる。歌う事が好きで自分の歌を自分の商売の客引きに使ったりとなかなか抜け目の無い性格。『永夜抄』における幽々子の談によると、夜雀は食べると小骨が多いらしい。彼女の歌う歌は意外と激しく、古参の妖怪にはうるさいだけと言われ不評だが、若い人には人気がある。また、夜道を一人で歩いているとこの歌に惑わされ、不注意に寄っていくと襲われることがある。『文花帖(書籍)』では焼き鳥の撲滅を掲げており、「焼き鳥屋」ならぬ「焼き八目鰻屋」を経営している事が明かされた。また八目鰻を入荷することが出来ない際は、普通の鰻や泥鰌を八目鰻に混ぜて「八目鰻」として店で出していることも明らかになった。
ワーハクタク(人狼の白沢版)。生まれながらの獣人ではなく、元は人間だったが何らかの原因によって獣人になったようである。普段は人間の姿をしているが、満月の夜になるとツノと尻尾が生えて体色も変化する。白沢になった時に歴史の編纂作業を一気に行うため気が立っており、不用意に近付くとツノのある頭で頭突きをされる恐れがある。人間を好み、現在は里の子供たち向けに寺子屋を開いているが、宿題を忘れると頭突きをする。『永夜抄』の時点では、慧音が寺子屋を開いているといった記述は無かった。慧音が教師であるという設定は、『永夜抄』での「夢幻の紅魔チーム」との会話シーンなどから派生して作られた二次設定では存在していたが、『文花帖』や『求聞史紀』で公式設定として登場した。『永夜抄』の3面では主人公たちが里を襲いに来たと勘違いし、里の歴史を“食べて”里を隠した。またそのステージでは一部の妖怪には意味をなさないらしいという設定を受けてか低速(妖怪)状態だと背景が変化するという演出がある。倒したあとの会話で満月を隠した犯人である永琳を知っているようなそぶりをみせる。『永夜抄』Extraステージでは、「あの人間」の護衛のために、変身した姿で登場する。「あの人間」が誰なのかは明言されていないが、『永夜抄』でこの会話の後に現れるのは妹紅である。『儚月抄』により妹紅と慧音の関係が確定され、慧音は妹紅にとって数少ない理解者であることがわかった。妹紅によると慧音は中性的な話し方をするらしい。これは全ての人に対してなのか妹紅に対してだけなのかは不明。
健康に気を使って長く生きているうちに妖怪になった兎。兎達の最長老で兎達の中で一番偉い。また迷いの竹林の道案内役でもあり、竹林で迷った人間に幸運を渡して外へ帰している。その幸運は阿求曰く「四十葉のクローバー」ぐらいであるらしい。しかし狡猾な性格で、ある程度距離を持っている時は人気が高いが、親密になればなるほど嫌いになるタイプでもあるらしい。嘘をつく事が趣味で何度しっぺ返しを受けても懲りない。『三月精』の劇中では永琳の事を「お師匠様」と呼んでいたが『儚月抄』で永琳の言う事も聞かない事が判明。『花映塚』において四季映姫には「家族を大切にする事が善行」と説教された。その幼い外見とは裏腹に、八雲紫と同じく稗田阿一著の初代幻想郷縁起の編纂が開始された時から存在が確認されており、実に1200年以上生きている事になる。また、『小説儚月抄』の第1話によると、てゐは鈴仙が永遠亭に住むようになる前から兎たちを操っていた。てゐが永遠亭を初めて訪れたのは、永琳と輝夜が隠れ住むようになってから数百年後で、その際、自分が迷いの竹林の主であると主張し、自分の兎たちに智慧を授けてくれるなら永遠亭に人間が寄りつかないようにすると言った。そしてその後、兎と共に永遠亭に住み着いたらしい。高草郡に住む兎であったという設定『新三月精』第3話より。や、天岩戸別命を「懐かしい神」と呼ぶ『小説儚月抄』第1話より。など、因幡の素兎であることを示唆する描写が存在し、またスペルカードにも因幡の素兎伝説に関連する名前が用いられているものがある。『永夜抄』ではローマ字表記が「Tewi」になっているが、『花映塚』では「Tei」になっている。旧仮名遣いの「ゐ」を強調する為と思われるが、「Tewi」はそのまま読むと「てうぃ」である為、「Tei」に変更したと思われる。
月から逃げて来た兎。『求聞史紀』によれば、その能力は物事の波を操るものであり、その波長によって暢気、あるいは狂気へと精神を操り、その位相によって存在を接触不能にしたり知覚不能にし、その振幅によって無限遠方との意思疎通もあるいは隣の声すら聞こえなくすることも可能といった様々な用途がある。また、その赤い瞳を見た者を狂気に堕として色々な幻視を見せる。具体的には『三月精』でてゐを探すために竹林の波長を操る事で錯覚を起こして竹林を封鎖したケースがあり、また『儚月抄』では月の兎と交信して現在の月についての情報を得ていた。この点について永琳が彼女を匿ったのは月の都の情報を得るという目論みもあったという。『三月精』でてゐが悪さをすると怒られるのは自分だと愚痴っており、悪い妖怪ではないが貧乏くじを引きやすいようだ。本名は片仮名で「レイセン」のみであり、「鈴仙」は当て字、「優曇華院」は師匠の永琳がつけた愛称、「イナバ」は輝夜が付けた愛称である。しかし永琳も輝夜も、『永夜抄』6面など本人の居ないところでは「鈴仙」と呼んでいる。そのような変なあだ名で呼ばれている腹いせに、本人は自身のスペルカードの漢字に妙な読み仮名をつけたらしい。月にいた頃は綿月豊姫のペットであり、「レイセン」の名は豊姫によって与えられたものである。豊姫の妹である綿月依姫の元で訓練を受けており、高い戦闘能力を持つ優秀な兎だったが、臆病で自分勝手な性格だったため戦争になる前の段階で逃げ出したとのこと。逃亡先の永遠亭では、戦いの中から命からがら逃げてきたと説明している。『永夜抄』撃破後の立ち絵から肌着に白いキャミソールを着用している模様。『花映塚』ではコスチュームが一新されブラウス姿になっている。
薬師一家の一族きっての天才。地上出身で月人がまだ地上に住んでいた頃、月夜見らと共に月へ移り住んだ月の都の創設者のひとり。月夜見よりも年上で、年齢は億単位同人サークル「アルトノイラント」の東方アレンジ音楽CD「帰るべき城」の冊子P.5に記載された原作者ZUNの発言より。。『永夜抄』で発生した異変の直接の実行犯でもある。かつては月の賢者として輝夜の教育係も務めていた。輝夜の能力を使って蓬莱の薬を作ってしまい、それを飲んだ輝夜は地球に追放される事になる。かつては月の使者のリーダーも務め、地上の輝夜を迎えに行った際に他の使者を皆殺しにして輝夜とともに月の使者から逃げ続ける道を選んだ。逃亡生活を続けるうちに人里離れた山奥である幻想郷の迷いの竹林に行き着き、以降千年ほど永遠亭に輝夜の能力を応用した魔法を施して誰も入り込まないようにして隠れ住んでいた。輝夜を止められなかった事を悔いており、彼女を「生きて守らないといけない方」と思い、彼女の従者として生活している。『永夜抄』の6A面のルートの最後には蓬莱の薬を服用するような演出があり、6B面のルートでも幽冥チームのエンディングで永琳自身も蓬莱の薬を服用したらしきことを言っている。実は主である輝夜より強いのだが、常に彼女より下になるよう力をセーブしているらしい。『永夜抄』結界組エンディングで博麗神社のお月見の宴会に出席した際には輝夜を姫と呼び丁寧語を使っているが、教育係だったためか『儚月抄』で永遠亭に居るときの会話では輝夜と呼び捨てタメ口で話している。『永夜抄』冥界組EDや『花映塚』メディスンエンディングで冥界や鈴蘭畑を訪ねるなど、行動力があり、なおかつ人任せにせず自分で動く性格と思われる。現在の月の使者のリーダーであり遠い親戚でもある綿月姉妹の教育係をしていたこともあり、今でも二人から慕われている。地上人から「嫦娥」と呼ばれる人物に蓬莱の薬を作ったこともある。また玉兎(レイセン)に対して「八意××」と名乗っており、彼女の本名は地上人には発音出来ない名前であると思われる。鈴仙・優曇華院・イナバからは「師匠」「お師匠様」と呼ばれている。十六夜咲夜を見たとき非常に驚いたらしいが、その理由は永琳本人にしかわからないらしい『永夜抄』の「キャラ紹介.txt」より。ゲーム中で紅魔組(咲夜・レミリア)でプレイしても永琳に目立った反応は見られず、また咲夜も永琳を見て「誰?」と述べている。これについて原作者ZUNは2007年8月に放送されたインターネットラジオ「萎えラジDNA コミケット72直前スペシャル」で、それ単体で完結したネタで解かる人には解かると思うと述べている。ただし『儚月抄』がヒントにはなるとのこと。。
永琳自身、今の幻想郷の暮らしを気に入ってるらしい。『永夜抄』以後は薬屋や医者として活動している。人間にも薬を販売しているが実際に人間の里へ行くのは永遠亭の兎たちであり、置き薬の販売形態を採っている。彼女が出向くのはもっぱら重病・奇病の往診専門であるという。永遠亭を訪れる急患も受け入れている。森近霖之助が聞いた噂によると高度な技術(『香霖堂』22話の描写からは現実世界のレントゲンや麻酔、移植を思わせる)を用いるらしい。ただし、迷いの竹林に高度な治療を施す医者が開業したという程度の話でしか知らないため、外の世界から来た医者だと思われている。『文花帖(書籍)』では「胡蝶夢丸」(良い夢が見られる薬)を開発し、文や「魔法の森の人形使い」(現時点で、この条件に当てはまるのはアリス のみ)に売っていた。ほかに「胡蝶夢丸ナイトメアタイプ」(悪夢を見る薬)などの新薬も開発している。
なお「八意」に関連するものとして、「八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)」という知恵の神が挙げられる。永琳のスペルカードにも「オモイカネディバイス」「オモイカネブレイン」というものがある。また綿月姉妹との親戚関係に関連するものとして、日本書紀第一の一書にはニニギの母は思兼神の妹とされており、思兼神の妹の孫(又甥)の妻が豊玉姫、妹の曾孫(又甥夫婦の息子)の妻が玉依姫にあたる。
月人。名前の通り、昔話の「かぐや姫」その人である。昔は月の都で暮らす姫で、八意永琳が家庭教師についていた。何も行う必要も無く何不自由の無い生活に退屈した輝夜は、地上を魅力的な場所だと感じて、1300年程前に『蓬莱の薬』を服用するという罪により、望んで月から地上へ追放される。体を小さくされて光る竹の中に入れられた輝夜は竹取の翁に拾われ、この老夫婦に育てられる。月の監視役が定期的に光る竹に黄金を入れに来たため暮らしは裕福だったが、暮らしはやはり退屈なものだった。以降は「かぐや姫」通りに生活するが、やがて輝夜の罪は許され月の使者が迎えに来ることになる。しかし「お世話になった地上人への恩と情」「心のある地上での生活」による未練もあったらしく『永夜抄』の「キャラ紹介.txt」より。、月へ帰っても穢れた身ではまともな生活が出来ない事もあり、月へは帰らず、月の使者のリーダーを務めていた永琳と共謀して月の使者を殺して逃亡。以降、地上で隠れ住んでいた。竹取の翁の下を去る際には、世話になった翁と迷惑をかけたミカドにそれぞれ蓬莱の薬を渡した。『永夜抄』で隠れて暮らす必要がないことを知って、地上に住む幻想郷の一員として暮らし始めた。『永夜抄』EDなどで永琳は「輝夜は元々引きこもりがちだった」と言うが、輝夜本人は「永琳に閉じこめられた」と言っている。また輝夜は「永遠の民であり過去は無限にやって来る、だから千年や万年よりも今の一瞬を大切にする」という考えの持ち主。月での退屈だった生活を環境のせいにしていたが、地上に来ても退屈だったことから、何もする事がないのは何もしようとしてなかった為だと気付き、隠れる必要がないと分かった今は「月都万象展」(月の都に関する博覧会)を主催したこともあったが、まだ自分のすべき仕事を見い出せず、その第一歩として「優曇華」(うどんげ)の盆栽の世話を自分に課している。「優曇華」とは月の都にのみ存在する植物で、同名の三千年に一度しか花を咲かせない伝説上の植物とは違う。優曇華を地上に持ち込むと、地上の「穢れ」を取り込んで成長する。成長した優曇華には七色に光る玉が実り、このことから優曇華は別名「蓬莱の玉の枝」とも呼ばれる。
不滅の人間。蓬莱の人の形。とある「貴族」の娘であり、父が輝夜に求婚した際、難題を吹っかけられ恥をかかされて以来、輝夜を目の仇にしている。天皇の命令で蓬莱の薬を処分しようとしていた調岩笠から蓬莱の薬を強奪し服用して以来不滅の身。成長しない人間は周りから訝しがられ、同じ場所では暮らせないために山奥(幻想郷)に流れ着くまで転々と住む場所を変え妖怪退治をしながら暮らしていた。300年前に幻想郷の竹林で輝夜を見かけて以来、輝夜が自分と同じく「住処を変え続けてきた」という点に共感に近い感情を抱くが、妹紅自身はまだ輝夜を恨んでおり、永夜抄キャラ設定では「今では、輝夜と殺しあうのが日常である」とあり、本編EXにおいてもたびたび刺客が輝夜から送られているようなことを発言している。また、『文花帖(書籍)』では「輝夜とは犬猿の仲」とある。しかし『儚月抄』では輝夜が月に帰ることを恐れている。
蓬莱の薬による「死なない程度の能力」の他に、炎を操る能力を身につけており、そこらの妖怪では歯が立たないほどの強さを持つ。その力を生かして、現在は竹林に住み急病人などを永遠亭に運ぶときの護衛を請け負ったり、竹林で迷った人間を里まで案内したりしている。阿求からは「妖怪退治を生業とする忍者の末裔」と思われていた。なお、炎を操る能力は蓬莱の薬の効果ではなく、妹紅自身が長い年月の中で独自に見につけた妖術の類らしい。
死ぬことがないという性質上、幽々子の天敵である(冥界でお世話になる事が無いというだけではなく、幽々子の能力を持ってしても死に至らしめる事が出来ない)。現在は白い髪に赤い瞳をしているが、『儚月抄』小説版の第4話の挿絵に描かれている昔の姿の妹紅は黒髪である。作者が語るには、「妹紅」という名前は「お前『も紅』に染まれ」という意味でつけたらしい『永夜抄』スペル・プラクティスの「カードの補足」No.212より。。また名字および上で述べた「とある貴族」に関連して、実際の『竹取物語』に登場する5人の貴公子の一人を藤原不比等に比定する説がある。ただし東方Project内でこの妹紅の父である貴族の名前が明らかにされたことはない。
目次へ移動する以下の5名は『東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View.』にて初登場したキャラクターである。本作での初登場キャラクターは7面以降のボスを担当しているが、条件を満たすことで自機キャラクターとして使用することも可能である。また、射命丸文は正確には『東方文花帖 〜 Bohemian Archive in Japanese Red.』での初登場だが、ゲーム作品での初登場は『花映塚』である。
「文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)」という名の新聞を執筆しており、『文花帖(書籍)』は彼女が書いた新聞という体裁を取っている。また『文花帖(ゲーム)』は取材の様子という形になっている。この新聞は主に天狗仲間が購読しており、永琳にその内輪での人気振りを「学級新聞ね」と皮肉られた。「文花帖」とは彼女が取材に用いてる手帖の名前。裏の取れない情報は新聞記事にしないというポリシーがあるらしい。強い者には礼儀正しく弱い者には強気だが、取材相手には常に礼儀正しい。『文花帖(書籍)』では背中に黒い翼が生えている挿絵が一部見受けられ、本文中でも背中の翼(羽毛)について発言している。しかし『花映塚』や『文花帖(ゲーム)』では翼が生えておらず、『文花帖(書籍)』でも冒頭の漫画など、翼が生えていない描写も見られる。『風神録』では侵入者との接触を大天狗に命じられ、4面ボスとして登場する。その際は『花映塚』よりも若干派手な服装(マフラーのような和風模様が入ったシャツを着ていた。「風神少女」は新聞記者としての、そして「妖怪の山」は天狗社会の一員としての文のテーマ曲である『風神録』Music Room内のコメントより。。そのせいか『風神録』では従来の丁寧な口調と違いくだけたしゃべり方をしている。なお『文花帖(ゲーム)』の「おまけ.txt」によれば、もともと『文花帖(ゲーム)』のような写真撮影というアイディアは『紅魔郷』制作後から存在しており、それを生かすために「撮影する必然性のあるキャラ」を登場させるという目的で文が生まれたらしい。
鈴蘭の花畑に捨てられた人形が、長年鈴蘭の毒を浴びるうちに妖怪化した存在『花映塚』付属の「キャラ設定.txt」より。。『花映塚』の時点では妖怪になってからまだ数年という新米だったらしく、行動や言動に幼さが残る。人間への憎悪を抱いており「人形開放」を強く願うが、四季映姫から「貴方は少し視野が狭すぎる」と説教される。その影響からかエンディングでは永琳と交友関係を持つようになるが「人形開放」は諦めていないらしい。鈴蘭の花をスーさんと呼んでいる。
季節の花が大好きで、一年中どこかしら花が咲いているところへと移動している。向日葵の畑を持っており、基本的には自分の畑の中で花の世話をしたりしてのんびりと過ごしている。長く生きているらしく『花映塚』での映姫との会話、および『求聞史紀』より。、古参の妖怪によくあるように、活発にあちこちへと動き回るような事はせず、自らに火の粉が降りかかったりしない限り畑から動く事は殆ど無い。しかし少しでも自分や自分の畑に対して害をなすと認識すると、相手が人間でも妖怪でも容赦なく無慈悲に攻撃してくる上に、元の性格が相手の神経を逆撫でするのが好きであるため、人間とは基本的に友好的ではない。とは言っても『花映塚』での会話を見る限り、霊夢や魔理沙とも知り合いらしく、また作者は「博麗神社付近には相変わらず魅魔や幽香などがいる」という設定は特に変化がないとも語っているため、向日葵畑に干渉せず彼女の性格を苦にしない者であれば人間でも普通に付き合えるものと思われる。
花を操る程度の能力は枯れた花を元に戻したり向日葵の向きを変えたりと言った、(本人の強さに比べれば)非常に些細なものである。本人は純粋に強大な妖力と身体能力による直接攻撃を得意としており、傘や花を使って優雅に戦う。強大な力を持つ妖怪の常として、一般の人間や弱い妖怪には興味を持たず相手にせず、よほど特殊な能力を持った人間か、自分と同じくらいの力を持つ妖怪としか戦わない。
いつも笑顔でニコニコしているためのんびりした妖怪に見えるが、ゲーム中では頭が切れる様子も見せる。PC-98版の幽香と同様、自機キャラクターの中では最も移動速度が遅い。
閻魔である四季映姫の部下。三途の川の船頭をしているがかなりのマイペースで、仕事をサボっては四季映姫に怒られることもしばしば。船に乗せた魂との会話が、仕事中の楽しみでもある『花映塚』小町エンディングより。。全キャラのなかでも稀な「あたい」という一人称を使う。『三月精』では理由は不明だが、姿が見えなくなっているはずの光の三妖精を見つけている。
あの世の神でなおかつ小野塚小町の上司。本名は「四季・映姫」で、ヤマザナドゥは役職名。ヤマは閻魔、ザナドゥは楽園(幻想郷)を意味している。『花映塚』9面では無縁塚を訪れた人間・妖怪たちに「善行を積むこと」を説き、Extraステージで彼女たちが善行を積んでいるか見回っていた。閻魔の仕事は二交代制で、休日になると彼女は幻想郷に説教をしに訪れている。己の中に善悪の基準を持ち、迷うことが絶対に無いよう白黒はっきりつける程度の能力も使って判決を下す為、それを覆すことは何者でも不可能である。閻魔はそれに書かれた罪状の重さによって重さとその罪人を叩く回数が変わる「悔悟の棒」と映った者の全ての罪を映すという「浄玻璃の鏡」を持っているが、彼女の「浄玻璃の鏡」は手鏡の形をとっている。実は幻想郷でかなりの古株なのだが人妖問わず敬遠され、強い妖怪でも閻魔の前では姿を隠す。『紫香花』の公式小説には、紫が四季映姫らしき人物を苦手としており、彼女が現れそうになると幽々子と共に退散する、という描写があった。
目次へ移動する以下の8名は『東方風神録 〜 Mountain of Faith.』にて初登場したキャラクターである。特徴として、本作には片仮名の名前がついたキャラクターは登場せず、全員が漢字と平仮名の名前になっている。
1面ボスの穣子の姉。姉妹で幻想郷の秋を司る。会話イベントはないが、難易度Hard以上でスペルカードを使用してくるため、その際に立ち絵が表示される。
静葉の妹。毎年、人間の里では収穫祭が行われているのだが、彼女は特別ゲストとして呼ばれている。ただし収穫後に行われる収穫祭ではなくもっと前に呼ばないと、豊作をもたらすことはできないという。
会話シーンでは霊夢や魔理沙に対して上から目線でものを言うが、対戦後は霊夢や魔理沙から「あんなやつ」と言われてしまう。作中では名前が秋 穣子 と表示されるのだが、付属の「キャラ設定.txt」には 秋 稔子 と記載されている。
尚、彼女は立ち絵において足が両方とも左足になっている。体験版の時点でこうであり、かつ製品版になっても修正が無かったため意図的なものではないかとも言われているが、公式な解説は何もない。
流し雛軍団の長。払われた厄を集め監視し、人間に不幸が訪れないようにしている。集めた厄は神々に渡している。周囲に厄を溜め込んでいるため、彼女の近くではいかなる人間も妖怪も不幸を避けられないが、あくまで周囲に溜めているだけなので彼女自身が不幸になることはない。また大量の厄を溜め込んでいるため、素人目にも彼女の周囲に集まる厄が見える状態となっている。
本人はゴスロリ風の服装をしており、緑色の髪に赤と白と言う割と派手な服装をしている。スカートの右下部分には「厄」の文字をくずした緑色の模様がついている。攻撃や移動の際に効果音と共にくるくると回転するモーションが特徴的であるが、これは「雛」が「人形」のように見せるための演出である『キャラ☆メル』Vol.3のP107より。。
ちなみに今までの2面ボスキャラクターで唯一、撃破後の立ち絵と会話が準備されている。
妖怪の山に住む河童。通称「谷カッパのにとり」。エンジニア。人間と河童は盟友だと思っており、ゲーム中においてプレイヤーの前に立ちはだかったのもこれ以上危険な場所へ進ませまいと言う配慮からである。しかし、『求聞史紀』では河童はむしろ人間を避ける傾向にあり、河を流れてくる間抜けな河童でも居ない限り滅多に姿を見られないとあるので、盟友だと思って親しく接してくれるのはにとり特有の性格である。
『求聞史紀』の河童の説明にある通り、河童の技術は幻想郷の他の所よりも進んでいる。天狗が使っているカメラはもとより、外の世界で言う携帯電話や無線、テレビとビデオカメラ、ねじ式でない時計など、外の人間の世界にかなり近い技術レベルを持っている。さらには、彼女が『風神録』 3面で使用する「光学迷彩」など、外の世界でも完成していない技術をも開発している。
『風神録』エンディングでは文と共に宴会に参加している。また、再び山への侵入を試みた魔理沙を追い返していた。
山の見回りをしている天狗で、普段は滝の裏で待機して大将棋で暇をつぶしている。『風神録』では遭遇した霊夢や魔理沙に対して威嚇攻撃を仕掛けた後、大天狗の命令により人間(霊夢や魔理沙)と神奈子の動向を監視・報告する。作中での会話イベントは無く、スペルカードも使用しない。
守矢の神社の風祝(かぜはふり)で、秘術を操る一族の子孫である。秘術を使用できる者は現人神として人間からの信仰を得るようになった。霊夢の巫女装束に似た青と白の袖のない巫女装束を着用し、霊夢と同様の肩と腋の部分を露出させた服装が特徴的である。また、蛇と蛙の形をした髪飾りをそれぞれつけている。
外の世界で信仰を得られなくなった神奈子の提案により、神社ごと幻想郷に移り住んで博麗神社を脅して幻想郷を思い通りにしようとした。まじめな性格で自分の力に自信を持っていたが、外の世界の常識は幻想郷では通用せず、霊夢や魔理沙によって返り討ちにされた。
なお、秘術を操る一族とは実は諏訪子の子孫であり、早苗も諏訪子の血を引いている神の眷属のだが、本人はそのことを知らない風神録・キャラ設定.txtより。。従って信仰が完全に無くなってしまうと、神奈子や諏訪子のような純粋な神のように消えてしまいはしないまでも早苗の身にも何らかの異変は起こるため、早苗自身は幻想郷への引越しは神奈子と諏訪子のためにと思っているが、早苗本人にとっても死活問題だったのである。また、奇跡を起こす現人神と言えども幻想郷ではさほど特別な存在ではないがまがりなりにも神であり、『風神録』5面の戦いでは弾幕ごっこに敗北して痛い目を見てるが、諏訪子によると「神遊び」に過ぎなかったという。
早苗が祀っていた神様。本来は風の神であるが、紆余曲折を経て現在は山の神として祀られている。外の世界で人間の信仰を得ることが難しくなってきたため、妖怪たちの信仰を得ようと早苗と共に守矢の神社と湖ごと幻想郷の妖怪の山に移り住んだ。当初は天狗達に警戒されていたが、後に天魔との交渉によって和解する。
大昔に諏訪子が束ねていた洩矢の王国を手に入れるために侵略し、諏訪子を降伏させた経緯をもつ。しかし祟り神であるミシャグジ様への恐怖と信仰を人々から拭い去るのは難しく、神奈子は名前だけの新しい神を立てて、実務を諏訪子に任せて、対外的には王国の信仰を支配したように見せかけた。
彼女の大きな特徴として背中にしめ縄を装着しているが、これは蛇を表しているる。人々のミシャグジ様に対する恐怖に対抗するため、脱皮を繰り返す蛇の姿から再生を示しているのと同時に、蛙を食べる生き物として諏訪子への勝利を喧伝対するという目的でもある。また蛙を生贄として蛇に捧げる神事も行わせた。なお、能力にある「乾」とは、八卦において「天」を意味する。
守矢の神社に祀られている蛙の姿をした神様。山の神様であり、遥かな古代は「ミシャグジ様」を束ねて洩矢の王国を築き国王を務めていたが、大和の神の1人である神奈子に侵略を受け敗北する。しかし王国の民がミシャグジ様の祟りを恐れて神奈子を受け入れなかったため、神奈子が準備した名前だけの新しい神という神様(王国内では「守矢」、王国外に対しては別の名前)と諏訪子を融合させた神を信仰させることになった。しかしそれは神奈子が考えたカモフラージュであり、裏では諏訪子がそのまま信仰され、諏訪子は自分の力で神奈子を山の神とした。現在は守矢の神社で、神奈子と共に仲よく暮らしている。『風神録』では守矢神社の探索に訪れた霊夢や魔理沙らと遭遇し、「神遊び」と称した弾幕勝負を行う。なお、能力にある「坤」とは、八卦において「地」を意味する。
以下の2名は『東方緋想天 〜 Scarlet Weather Rhapsody.』にて初登場したキャラクターである。
この2名はシナリオの核心に関わるキャラクターであるため基本的に最終ステージとその1つ前のステージをそれぞれ担当しているが、『緋想天』のストーリーモードは自機キャラクターによってストーリーが異なっており、他のキャラクターが最終ステージを担当してこの2名はそれよりも前で登場したり、そもそも登場しなかったりするシナリオも存在する。
竜宮の使いで、竜の世界と人間界の狭間にすむ妖怪である。普段は雲の中を泳いで暮らし、龍神の様子を見守っている。龍の言葉を理解し、重大な内容だけ人間や妖怪に伝えると言われる。本人は至って温和な性格であり、争いを起こすのも巻き込まれるのも好まない性格であるが、龍神の言葉の伝え方が本当に「伝えるだけ」であり、悲劇的な内容であっても事務的で淡々としているため、相手の神経を逆撫でして諍いの種になる事がしばしばある。幻想郷に大きな地震が発生することを感知してそれを伝えるために幻想郷に現れた時も、幻想郷の住人の一部には誤解をされたりしてしまっていた。
彼女の能力は地震そのものを無条件で察知するという様なものではなく、緋色の雲の空気を読むことで地震発生を予測するというものである。そのため、天子の起こした人為的な局地的地震には気づいておらず、「これから起こるであろう大地震」に関しては前準備として気質が集められていたため察知は出来たものの、人為的なものとは気づいていなかった。緋色の雲の空気を読む以外にも、雷雲の中を住処としている関係で雷を操る力もあり、彼女のスペルカードも雷に関係したものが多い。また、身につけている長い緋色の羽衣は振り回して武器に出来る。単純に勢い良くぶつける他、腕に巻きつけてドリルに変形させてる事も可能。
なお彼女の服装はいずれもリュウグウノツカイを模している。平たく細長い体をしている事を長い羽衣で、長いヒゲを帽子の長いリボンで、赤いヒレを持つことを緋色の衣で表している。八雲紫に「リュウグウノツカイにしては小さい」と言われているが、実物のリュウグウノツカイが5〜10mにも及ぶ体長である事からだと思われる。
天界付近に住む関係からか天子のことを「総領娘様」と呼び、上下関係のようなものがあるため基本的に天子に逆らう事は無い。しかし、我侭な性格の天子に手を焼いており、八雲紫が天子の企みを阻止するために動いていた際は「お灸を据えてやってくれ」と頼んだりもしている。リュウグウノツカイを模した長いリボンが帽子についており、天界に住む天人で、比那名居一族の娘である。比那名居一族は地震を鎮める要石を護る役目を担っており、幻想郷の地震を担っていた名居一族と呼ばれる神官の部下であった。名居一族は大村守という天人に仕える神官だったが、死後、名居守という神として祀られたため、部下であった比那名居一族も天人として天界に住むことが許された。しかし天人になったと言ってもあくまで名居一族に仕えた功績によってであり、天人としての格を備えるための修行を積んだわけではないので、比那名居一族は他の天人から不良天人と呼ばれている。加えて天子は幼い頃から裕福な家庭で育ったためかなりのワガママであり、不良の名に磨きをかけてしまっている。なお元々は「比那名居 地子(ひななゐ ちこ)」という名前であり、現在の天子という名前は天人になった際に改名したものである。
天界での退屈な生活に不満を感じており、緋想の剣を使って幻想郷に異常気象による異変を発生させ、犯人を突き止めて自分の元を訪れた者達と戦うことで、退屈しのぎをしようと試みた。また、霊夢を確実に出動させるために博麗神社に局所的な地震を発生させ、神社を倒壊させた。対戦時は要石や緋想の剣を使った大地を揺るがす攻撃を使用する。彼女の持つ緋想の剣は天人しか扱えない剣であり、気質を萃めたり、確実に相手の弱点をつく能力を持つ。ストーリーでもこの剣の力によって気質を集めており、ゲームでも彼女の一部のスペルカードにのみ「気質を全て消費し天候を強制終了させる」という特徴が持たされている。天子は地を操る要石と天を操る緋想の剣を用いることで天、地、人、全てを操ることが出来ると思っている。
会話イベントでは最初は敬語を使い穏やかな物腰で接してくるが、少しでも思い通りに行かない事があると直ぐに自分以外の全ての存在を見下している地の性格を出す。一件短絡的で無計画のようだが実はしたたかで、一連の事件を通して密かに博麗神社に縁を結びつけようとしたため、紫の怒りを買っている。ほかに一族の人物として「比那名居の総領」という名が『緋想天』で挙げられている。ちなみに日本神話には、地震の神である「ないの神」という神様が登場する。
以下の8名は『東方地霊殿 〜 Subterranean Animism.』にて初登場したキャラクターである。
狭い所が好きな妖怪で、釣瓶の中に入った状態で登場する。秋静葉と同様、難易度Hard以上でスペルカードを使用し、この際に立ち絵が表示される。
蜘蛛の姿をした妖怪。自らの能力のせいで皆に嫌がられているが、好戦的で明るい性格である。洞窟内で遭遇した霊夢と魔理沙に対しても友好的に話しかけるのだが、あまり相手にされないまま撃墜されてしまう。
橋姫、地上と地下を結ぶ穴の番人である。嫉妬深い性格で、嫉妬心を操る能力をもつ。地上の支援キャラクターからは「嫉妬の妖怪」や「下賤な妖怪」と呼ばれ、霊夢や魔理沙に対しても、一方的に「妬ましい」と言いながら攻撃を仕掛けてくる。尖った耳と緑色の眼が特徴的で、テーマ曲やスペルカードにも緑眼の文字が入っている。
旧都に住む鬼。額に一本の赤い角が生えている。角の上面には黄色い星のマークがついている。地上にいた頃は山の四天王と呼ばれており、萃香とは四天王仲間であった。地上に嫌気のさした他の鬼達と共に旧都に移り住み、現在に至る。地底に現れた霊夢と魔理沙に興味を持ち、力試しと称して2人と対戦する。酒を一滴もこぼさずに戦うルールを自分に課して、遊びながら戦っている。対戦後は異変に関する情報を提供し、地霊殿へ案内する。
地霊殿の主。「第三の眼」を持ち、これによって相手の心を読む事ができる。この能力のせいで妖怪や怨霊から非常に嫌われてしまっているが、言葉を話せない動物からは逆に好かれる事となる。地霊殿には彼女のペットが多く住んでおり、屋敷の管理や妹の世話などをペットに任せている。地霊殿を訪れた霊夢や魔理沙の心を読んで地底を訪れた目的を探ろうとするが、異変の解決に消極的だった2人からは目的を上手く探る事ができなかった。ペットの事を信頼していたため、言動と考えの一致しない2人を不審に思い、対戦する。その後はペットのいる灼熱地獄跡へ案内する。
対戦時は自身の能力で霊夢と魔理沙の記憶の中にある「トラウマ」を読み取り、それを再現した攻撃を行う。具体的には、パートナーとして選択したキャラクターが過去の作品で使用したスペルカードを真似たものを、自身のスペルカードとして使用する。これにより『紅魔郷』4面ボス戦のように、選択した支援キャラクターによって使用するスペルカードが変化する事となる。
さとりのペットの1人。灼熱地獄跡で怨霊の管理や死体運びを任されている猫で、霊や死体と会話する事ができる。霊烏路空とは古くからの友人であるが、力を手に入れて調子に乗る空に呆れ、地上に怨霊を送り込むことで地上の妖怪に異変を知らせ、空を何とかさせようと試みた。
作中では猫の鳴き声のような効果音と共に黒猫の姿で何度も登場し、中ボスとして対戦する事となる。黒猫の姿での対戦時はライフゲージ左に名前が表示されず、スペルカード発動時のカットインもない。5面ボス戦前の会話イベントで「猫の姿では会話ができない」として人型に変身する。変身後の姿は橙と同じく2本の尻尾と猫耳を持つが、側頭部に人の耳も付いている。服装は全体的にゴスロリ風であり、赤い髪を黒いリボンで三つ編みのツインテールに結っている。
自分の本名が長い事を嫌っており、皆に「お燐」と呼ばせている。会話イベントでも「お燐」(Orin) という名前が表示され、本名は付属のキャラ設定.txtに記載されている。
さとりのペットの1人。地獄の火力の管理を担当する地獄鴉。お燐からは「鳥頭」と称される。お燐と共に灼熱地獄“跡”の管理を任されている。ある日、幻想郷の産業革命計画を計った八坂神奈子と洩矢諏訪子の両名によって八咫烏(≒太陽の神)の力を与えられ、究極のエネルギーを操る能力を手に入れる事となる。力を手に入れた彼女は調子に乗り地上を支配しようと考えるが、地獄を訪れた霊夢と魔理沙によって懲らしめられる事となる。神奈子と諏訪子が力を与えた理由などは完全に記憶から抜け落ちていたため、さとりの能力を使用しても読み取る事ができなかった。後にお燐と共に博麗神社に訪れ、「二人組の神様」から能力をもらった事を霊夢と魔理沙に告げる。対戦時には核の力を使ったスペルカードを使用し、スペルカード発動時には"☢CAUTION!!" の文字が表示される。
古明地さとりの妹。姉と同じく心を読む能力を持っていたが、能力のせいで皆に嫌われる事を知ったため、第三の眼を閉じて能力を封印し、心を閉ざしてしまう。その後は心を読む能力に代わって無意識を操る能力を持ち、これによって誰からも気づかれずにフラフラと出かけては帰ってくるという妖怪となっている。妹の事を不憫に思ったさとりによってペットを与えられ、徐々に心を開きつつあるようである。お燐と空が起こした異変のことが気になり、守矢の神社を訪れる。そこで出会った霊夢と魔理沙に興味を持つ。
古道具屋「香霖堂」店主。『東方香霖堂 〜 Curiosities of Lotus Asia.』の主人公で、事実上、東方Project唯一の男性キャラクターである。その能力は目で見た道具の名前と用途は判るものの、使い方は判らないというものである。霧雨魔理沙が生まれるよりも以前に、魔理沙の実家(里の大手道具屋「霧雨店」)で修行していたことがある。魔理沙がものごころついた時には既に独立して香霖堂を構えていたが、霧雨家を訪れることもあり昔から魔理沙と親交がある。商売人というより趣味人。道具を作ることもあり、霊夢のお払い棒や巫女服、魔理沙のミニ八卦炉なども手がけている。魔理沙からは「香霖(こうりん)」と呼ばれている。霊夢からは「霖之助さん」と「さん付け」で呼ばれるが、霊夢はしょっちゅう「香霖堂」の売り物を勝手に持っていったりする。特に体が強いわけではないが、人間と妖怪のハーフであるためか、人間がかかりやすい病気と妖怪がかかりやすい病気の両方にかかりにくい『香霖堂』第22話「流行する神」より。。また魔理沙によると姿が昔から全く変わってないらしく、また本人曰く霊夢や魔理沙の何倍も長く生きているとのことで、幻想郷が博麗大結界で隔離される前から生きている『香霖堂』第3話「幻想の鳥」より。。そのため霊夢や魔理沙を内心子供扱いしてる事も多い。名前は自分で付けたもので、「森近」は「魔法の森」の入り口に店を構えたことから、「霖」は「霧雨家」と「魔法の森」を合わせたもの、また店名の「香」(こう)は「神」(こう)に通じて「博麗神社」を意味している『香霖堂』第6話「霖雨の火炉 前編」と第9話「夏の梅霖堂 後編」より。。
目次へ移動する『東方三月精 〜 Eastern and Little Nature Deity.』及び『東方三月精 〜 Strange and Bright Nature Deity.』の主役である三人の妖精の事。3人で協力して博麗霊夢や霧雨魔理沙らに対して悪戯をする。魔法の森の大木の中に住んでいるが、いつかは博麗神社を乗っ取ろうと企んでいる。また雨が降っているといつもの力が出せないので、梅雨の季節には『紅魔館』にメイド服を着て忍び込み別荘としようとした事もある。作者によると「普段は雑魚以下の妖精を主役に持ってきた」「三月精はゲームの漫画化でなくて、出所不明の漫画にしたかった」との事。三月精では漫画表現も手伝って三妖精が大きく描かれているが彼女らの身長は実際はかなり低く、彼女たちの部屋の天井も1メートル程度しかない。
日の光の妖精。光を屈折させて人間に虚像を見せて道に迷わせたり、自分達の姿を見えなくしたりする。だが雨の日などは不自然でばれやすくあまり役に立たない。愛称は「サニー」。3人の中で最も頭は切れ、表情豊かで明るく、元気もある。でも一番失敗が多い。日の光を浴びる事で怪我を治癒する事が出来る。一応三妖精のリーダー格らしい。
月の光の妖精。周りの音を消す事が出来る。だが音が鳴っている環境では不自然で反ってばれやすくあまり役に立たない。愛称は「ルナ」。三月精の中で最もとばっちりを受ける役回りをすることが多い。月の光を浴びる事で怪我を治癒する事が出来る。「文々。新聞」を読んでるシーンが度々登場する。人間の子供と同じ様なものを好む妖精の中では珍しく、蕗の薹やコーヒーなど苦味のあるものを好む。月の光の妖精だからか夜に出歩くことが多く、十六夜の日には色々なものを拾ってくる。一応3人の中では一番残酷らしい。『三月精』の単行本に収録された小説では紫から「(三月精の中で)最も妖怪に近い」と称された。
星の光の妖精。能力は三妖精の中でレーダー的な役回りで間接的ながら重要だが、彼女の性格のせいか悪戯が失敗する事が多い。三妖精の中では唯一天候に関係なく能力が使える。愛称は「スター」。天候に影響を受けず、常にゆっくり回復する。星のように捉えどころがなく気まぐれな性格。
目次へ移動する里に住む非戦闘員の人間。九代目阿礼乙女。稗田家の当主でもある。稗田家は里の人間で最も多くの資料を持ち、知識も深い千年以上続く由緒正しい人間の家系である。その膨大な蔵書には幻想郷のあらゆる事柄が収められており、外の世界の資料なども少なくないとのこと。稗田家には『御阿礼(みあれ)の子』と呼ばれる子供が百年から百数十年単位で生まれ、稗田家に代々伝わる「幻想郷縁起」を編纂する(御阿礼の子の節も参照)。実は約1200年前から転生を続けている存在で、阿求は九代目である。しかしその能力とは裏腹に、転生前の事はあまり覚えていない。紫とは少なくとも前世の頃からの古い知り合いらしく、紫が完成前の「幻想郷縁起」をチェックするために訪れたこともある。「ちょっと変わった人間だが、良い奴」らしい『幺樂団の歴史1』より。。阿求の代になってから、紅茶が好きになった『求聞史紀』pp.152-155「独白」より。。『求聞史紀』では「(妖精を捕まえたら)日頃の鬱憤を晴らすと良い」『求聞史紀』p.9より。や「普段の鬱憤を晴らすチャンスである」『求聞史紀』p.15より。といった発言も残している。
目次へ移動する月の羽衣を着て、永琳に保護されるべく地上にやって来た玉兎(月の兎)。嫦娥の贖罪のために薬を搗くのに嫌気が差したと語っている。スペースデブリに当たって重傷を負っていた所を霊夢に保護された。その時は噂で聞いていた地上の兎に見えるように変装しており、外見は永遠亭の妖怪兎と大差なかった。だが月では鈴仙・優曇華院・イナバと同じくブレザーを着用している。霊夢に月の羽衣を奪われるが、能力で取り返す。その後、霊夢が昼寝している間、永琳と交信し、彼女と接触。永琳から月の使者のリーダーである綿月姉妹への手紙を預けられ、月へと帰っていった。その後、綿月姉妹のペットとして仕えることになり、かつて姉妹の元から逃げ出した兎と同じ名前である「レイセン」という名を与えられる。
かつて永琳が輝夜の他に教育していた2人の姉妹のお姫様。永琳の遠い親戚で、人間風に言えば永琳から見て又甥の嫁と又甥夫婦の息子の嫁である。1000年以上も前、永琳が輝夜を迎えに行く前日に、月の使者の後任を頼まれた。現在は姉妹2人で月の使者のリーダーをしている。本来は永琳を討伐する立場だが、2人とも今でも永琳の事を敬愛しており、永琳を討伐する意思はない。
依姫の姉。永琳曰く、天性の幸運を持っているとのこと。天真爛漫な性格。表の月と裏の月を繋げられる数少ない人物。鈴仙・優曇華院・イナバの以前の飼い主でもある。
豊姫の妹で、姉を「お姉様」と呼ぶ。永琳曰く頭が切れ永琳の言う事を何でも吸収したらしい。姉に比べると生真面目な性格。地上人が攻めてきた事態を考え、玉兎達の戦闘訓練を行っている。
以下の2名は上海アリス幻樂団製作の音楽CDに登場するキャラクターである。この2名は東方Project関連の作品(『東方○○○』という名前の作品)には登場していない為、厳密には東方Projectのキャラクターではない事になるが、便宜上本項に記載する。なお作者によると、秘封倶楽部の2人がいる世界は『紅魔郷』などとは時代的にちょっとかみ合わない、とのことである『幻想掲示板』2004年2月11日の投稿より「あの二人のいる世界は、時代的にちょっとかみ合わないのですよ。」との発言 。。
幻想郷の外(近未来)の大学生。境目を暴くオカルトサークル『秘封倶楽部』のメンバー。相対性精神学を専攻している『夢違科学世紀』より。。音楽CDの舞台となっている時代では日本の首都となっている京都に住む『卯酉東海道』より。。蓮子の能力を常々、気持ち悪いと思っている。蓮子には愛称である「メリー」と呼ばれている。フルネームが明かされたのは『夢違科学世紀』から。「結界が見える程度の能力」を持つが、『夢違科学世紀』では夢の中で幻想郷へ飛んでいたらしく、話を聞いた蓮子は『境界を操る程度の能力に変わりつつあるのではないか』と危惧していた。因みに「ラフカディオ=ハーン(小泉八雲の旧名)」のように「八雲」との関係を匂わせる部分もある。
幻想郷の外(近未来の日本)の大学生。境目を暴くオカルトサークル『秘封倶楽部』のメンバー。超統一物理学を専攻し、「ひも」の研究をしている(現実の物理学にも、