読み込み中...風が吹けば桶屋が儲かる(かぜがふけばおけやがもうかる 英:After wind's blowing, basinsmiths get money)とは日本のことわざで、あたかもバタフライ効果のように思わぬ所に思わぬ物事の影響が出ることの例えである。しかし現代では、その論証に用いられる例が突飛である故に、「あり得なくはない因果関係を無理矢理つなげて出来たトンデモ理論」も指すことが多い。
経済学においては、ある主体の支出が様々なプロセスを経て何倍もの支出になる乗数効果や、投資が投資を生む波及効果のたとえとして持ち出される場合がある。
「風が吹けば箱屋が儲かる」「大風が吹けば桶屋が喜ぶ」などの異形がある。
江戸時代の浮世草子『世間学者気質(かたぎ)』巻三(無跡散人著、明和5年、1768年)が初出である。ただしここでは、「桶」のかわりに「箱」であり、「風が吹けば箱屋が儲かる」などの成句の形では書かれていない。また、『東海道中膝栗毛』二編下(享和3年、1803年)に現れるのも有名で、ここでも「箱」になっている。
つまり、 #大風で土ぼこりが立つ #土ぼこりが目に入って、盲人が増える #盲人は三味線を買う(当時、三味線は盲人が弾いた) #三味線に使う猫皮が必要になり、ネコが殺される #ネコが減ればネズミが増える #ネズミは箱を囓る #箱の需要が増え箱屋が儲かる「風が吹けば桶屋が儲かる」はことわざであり現代的な科学的な議論ではないが、ドミノ理論的な考え方を含んでいる。個々の因果関係は「あり得なくもない」物だが、実際にどれくらいの確率があるのか検証された事の無い、経験的に言っても「多分無いと言っていい」事象が5段階に渡って積み重ねられており、全体的な尤度は限りなく低い。その上、もし実際に起こったとしたら副次的な問題の方が大きい。
いわゆる「机上の空論」として批判される物は、多かれ少なかれこの俚諺のような要素を含んでいる。このような蓋然性を無視した議論に対し、実際の結果を元に論証しようとする態度が経験論であり、その代表がプラグマティズムである。
一部の俗説では、「桶」は「棺桶」の意味で、何らかの理由で死者が増え、棺桶の需要が増えるとも言われる。風で火災が延焼し焼死者が増えるなど、諸説ある。しかし、先述したとおり、「桶」より「箱」が古い形である。
ほかにもいくつか俗説がある。また、冗談や大喜利として新説が考え出されることもある。
これらの背景には、オリジナルの因果関係が突拍子もないこと自体のほか、盲人が三味線を弾くこと、三味線に猫皮が使われることなど、当時の文化に関する知識が必要とされることがある。
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