『
重力ピエロ』(じゅうりょくピエロ、
A PIERROT)は
伊坂幸太郎による
日本の
小説作品、およびそれを原作とした
映画作品。
第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。
映画は2009年に公開予定[重力ピエロ]。
あらすじ
仙台の街で起こる連続放火事件。放火現場の近くには必ず奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎を解き明かしたとき、その先に見えてくるものとは。
登場人物
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泉水(いずみ)
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本作の語り手。「ジーン・コーポレーション」という遺伝子に関することを取り扱う企業に勤めている。
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春の持ちかけた放火事件のルールに興味を持ち、謎解きに乗り出すこととなる。
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春(はる)
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泉水の弟。市内に描かれたグラフィティアートを消すことを生業としているために、放火事件のルールに逸早く気づいた。
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母親が連続婦女暴行犯に襲われた際に出来た子供であるため、泉水とは父親が違う。そのため、「性的なるもの」を怨讐に近いほど嫌っている。
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誕生日がパブロ・ピカソの命日と同じであることから、自身をピカソの生まれ変わりだと称しており、ピカソのことは親しみを込め「ピカッソ」と呼ぶ。ピカソの生まれ変わりを称するだけのことはあり、絵が非常に上手く、小学生の頃には県のコンクールで大賞を貰った程である。
死神の精度では、その主人公「千葉」との会話が書かれている
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父
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泉水と春の父親。癌を患って入院している。
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地味で目立たない平凡な公務員のように見えるが、春を産むかどうかを即座に決断したりするなど、父のことを凄い人間だと泉水は信じている。
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母
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泉水と春の母親。
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過去に未成年の若者にレイプをされた過去があり、その際に出来た子が春である。
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何年か前に体調を崩し、現在は既に亡くなっている。
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郷田 順子(ごうだ じゅんこ)
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「日本文化会館管理団体」という団体の職員である女性。
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仙台市において文化会館の壁への落書きが酷くなったために、グラフィティアートに関わっている春のことを調査している。
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黒澤(くろさわ)
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泉水がある調査を依頼した探偵。
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非常に腕が良く、難しい依頼もわずかな期間で遂行する。本人によれば探偵はあくまで副業とのこと。
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夏子(なつこ)
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春の大学の同級生であり、春のストーカー。
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「節足動物研究会」という偽のサークルを名乗り春の家へとあがりこむなど、異様なまでに春に執着している。
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「夏子」という名は本名でなく泉水と父の命名であり、「春」を追いかけるのは「夏」だから、というのが理由である。
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困惑すると自分の両耳を触る癖がある。
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葛城(かつらぎ)
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「ジーン・コーポレーション」に検査を依頼した男。
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売春斡旋を行っており、過去の様々な悪行を自慢することを楽しみとしている。
映画
アスミック・エース配給で2009年春に全国劇場公開予定。
キャスト
スタッフ
脚注