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AERA

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

AERA(アエラ)は朝日新聞出版2008年3月31日発行分までは朝日新聞社出版本部)が毎週発行する週刊誌である。正式には「朝日新聞ウィークリー AERA」という。

概要

創刊は1988年(昭和63年)5月。「AERA」とはラテン語で「時代」の意。「日本初の本格的ニュース週刊誌」を標榜し既に日本版ニューズウィークは出版されていたが翻訳雑誌は含めないという意図らしい。、創刊当初の広告見出しは『ライバルは朝日新聞です』で、初代編集長と当時の朝日新聞社長が握手を交わすものであった。

創刊以来変わらないのが、写真家坂田栄一郎による表紙写真である。各界を代表する有名人の肖像が撮影されることが多い。誌面のフォーマットは、その週のニュースの中から特に印象的なテーマを選んでカラー写真を織り込んで掲載するビジュアル重視。政治的には基本的に親欧米路線。週刊誌には珍しくあまりネガティブな論調の記事は記載していないことに新しさがあった。

しかし、まもなく基本路線が、創刊当初とはいささか異なるものに変化した。結婚後、残業や転勤ができなくなった女性記者たちが配属される部署となり、彼女たちが一人称的な記事を書きはじめたことから、女性のライフスタイルを扱う記事が多くなったとみられる「ライフスタイル」といっても、料理のこつのような生活感に根ざした記事はほとんどない。いかに勝ち組になるかという視点で書かれたような記事が多い。。高学歴・高所得のキャリアウーマンの視点で書かれる記事は「女性さま雑誌」「アエラ女」と揶揄されることもある例えば勝谷誠彦から。。特定の職業や境遇に属する人々を、むやみに賛美したり、逆に見下ろすような記事が毎週載る。バブル期には、新しい生き方として「フリーター」を持ち上げる記事を載せたことがあったが、15年後に当時の取材対象者を追跡取材して冷静に批評した。

2006年のライブドア事件村上ファンドのインサイダー事件では、数々のスクープ報道で注目を集める一方、一部のメディアからは「堀江村上の言い分に偏っている」との批判も受けた。

2008年11月17日号においては、血液型性格判断で人事を行う企業を、肯定的ともとれる視点から面白おかしく報道した『AERA』2008年11月17日号「血液型人事 ハマる会社」タブロイド化が進んでいるとみられる。

2009年4月、小中学生を対象としたAERAとして、月刊誌ジュニアアエラが創刊された。

代表的な連載

  • 現代の肖像 - 現代を代表する人物のインタビュー。
  • 世界の遺産 - 世界遺産を写真つきで紹介する。
  • 坂田栄一郎のオフ・カメラ - 表紙写真の人へのインタビュー。
(現在は person in focus・表紙の人)

注目された記事・問題になった記事

  • 2003年12月8日号の「百平米超を賢く買う」というタイトルの特集記事にて、不動産業者ヒューザーが分譲したマンションを、「安さの訳はコスト削減にある」と賞賛した(ヒューザー構造計算書偽造問題に関連して分譲したマンションの一部について非耐震性があきらかになり、2006年2月に倒産)。
  • 2004年1月26日号の記事「コンビニ前できょうも『友食』」の写真について、本文とは一切関係なく、撮影過程で不適切な点があったとして、2月23日号におわび記事を掲載した。
  • 2006年6月19日号で、大鹿靖明記者が「村上『無罪』への大逆転−仰天シナリオ」として、村上世彰被告の無罪に可能性があると記事にする。
  • 週刊文春」(2006年9月14日号)で「堀江擁護言論人のおかしな論理」として、大鹿記者による堀江、村上両被告に対する報道姿勢を批判される。
  • 2006年12月3日号で、大鹿記者が「堀江激白120分《ボクは無罪のつもり》」として、逮捕後初めて堀江貴文被告の独占インタビューを掲載する。
  • 2007年4月23日号にて大鹿記者による「佐藤優という『罠』」とする六頁の人物ルポが、佐藤本人から『週刊金曜日』(2007.5.11号)誌上で事実誤認を指摘する公開質問状を受ける。大鹿は、マスコミ主催の勉強会の席上で佐藤に謝罪した「朝日『アエラ』スター記者が『佐藤優』に全面降伏」(『週刊新潮』2007年5月17日号)
  • 2007年までの13年間に渡って、松岡利勝農相についてフリーライターの記事を掲載し、様々な疑惑を報じていた。(松岡自身は2007年5月28日自殺)
  • 2008年2月4日号の「読売が回収した『反橋下ビラ』の内容」という記事について、2月25日号に「同社が会社として指示したことはなく、それを認めたこともありませんでした。訂正します」とした訂正文を掲載。朝日新聞社の週刊誌「アエラ」、読売販売店の記事で訂正掲載」(読売新聞 2008年2月18日)

一行コピー

電車の中吊り広告などに掲載される「一行コピー」が名物となっている。記事に掲載されたトピックに引っかけた駄洒落となっているのが特徴で、毎週どういう駄洒落が掲載されるかを楽しみにしたり、週毎の出来・不出来をチェックする者もいるLin's。それどころか、自作の駄洒落を勝手に投稿する人すらいる。なお、一行コピーは編集部の中から選考され、投稿された駄洒落が採用されることはない。選考過程やエピソードは公式サイト内のブログに掲載されている。

世相を駄洒落で斬ることを評価する者がいる一方、大きな事件を茶化した表現には否定的な意見も多い。例えば、1998年和歌山毒物カレー事件の際、被疑者の林眞須美に引っ掛けて、「カレーやないで、ハヤシやで」というコピーが掲載されたが、「駄洒落としては傑作」と評される一方、「被害者への配慮に欠け、ふざけすぎ」という意見も多かった。

重大事件の直後は駄洒落は封印される。例えば2001年アメリカ同時多発テロの際は「世界が言葉を失った」というコピーが代わりに掲載された。

関係者

脚注

外部リンク

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