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Dr.コトー診療所 (テレビドラマ)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

Dr.コトー診療所(ドクターコトーしんりょうじょ)は、山田貴敏による漫画作品を原作としたテレビドラマ

登場人物についてはDr.コトー診療所を参照

第1シリーズ・特別編・SP

Dr.コトー診療所

Wikipedia画像へのリンク(志木那島診療所のロケ地(与那国島))
2003年にテレビドラマ化された「Dr.コトー診療所」は、ロケ地の与那国島の自然が美しく、島の人々や外から島に訪れた人達との関係が相対で深く描かれており、現在までに特別編、スペシャル編、第2シリーズと4作が制作された繋がりがある作品である。
富良野塾出身である脚本家の吉田紀子と主人公のコトー役の吉岡秀隆をはじめとする役者陣の演技や、演出家の中江功をはじめとするスタッフ陣、中島みゆきの主題歌や劇中音楽など、それまでの医療ドラマの視点とは異なる作品になっており、放送当時から現在に至るまで、日本の医療ドラマの中でも数多くの人が視聴した作品になっている。現在では日本の医療ドラマの最高傑作とも言われている。

第1シリーズ

東京で寝ることさえもほとんどない許されず仕事をし心も体も疲れ果てた五島先生(コトー先生)こと五島健助医師が、
看護士の星野彩佳をはじめとする人々がいる島へやってきた所からドラマがはじまる。

島でゆったりと生活する人々と、時間に追われて生活や仕事をしている人達との相違、そんな人達が島に来て島に住んでいる人達と接した時に感じる視点と、島の人が外からやってきた人と接して感じる視点が相対で描かれており、時に誤解を受けたり人を傷つけたりしながらも、人々が忘れてしまっていた大切なコトを内外の関係から少しずつお互いに気付きはじめ、互いに影響を受け、少しずつ信頼を築いてゆく。

キャスト

レギュラー出演
ゲスト出演

特別編

  • 2004年1月910日の2日間に分けてフジテレビ系列で同番組の特別編で、2003年放送作品の総集編に新しく撮り下ろしたストーリーを加えた作品が放映された。

2004スペシャル

  • 2004年10月には2日間連続の特別番組として完全新撮の続篇「Dr.コトー診療所2004」を放送する予定だったが、相次いだ台風の襲来から収録に手間取ったため放送時期が延期し、その後、同年11月12日13日に放映された。

第2シリーズ

Dr.コトー診療所2006

2006年10月12日から2006年12月21日まで、『Dr.コトー診療所2004』の続編として放送された。前作と同じく木曜劇場の枠での放送。また、近年では珍しく、前期と同じ主題歌、同じタイトルバック、同じエンドバックが使用されていた。なお、前シリーズでは季節が放送時の季節も夏のときに放送されたが、このシリーズではドラマ中では春から冬(12月)までの四季の移り変わりが描かれていた。また、前シリーズでは比較的医療要素が多く、医療ドラマ的な話が多かったために、コトーが話の中心となったことが多かったが、このシリーズでは医療ドラマ要素よりも島の住民たちの生活などが比較的多めに描かれており、ひとりの医者の物語から志木那島全体の物語へと変化していた。

キャスト

  • 五島健助: 吉岡秀隆
  • 星野彩佳: 柴咲コウ
  • 仲依ミナ蒼井優
  • 原 剛利: 時任三郎
  • 原 剛洋: 富岡涼
  • 西山茉莉子: 大塚寧々
  • 星野昌代: 朝加真由美
  • 坂野 孝: 大森南朋
  • 坂野ゆかり: 桜井幸子
  • 坂野千賀畠山彩奈
  • 中村三郎: 坂本長利
  • 山下一夫: 納谷真大
  • 山下道子: 森上千絵
  • 山下邦夫: 春山幹介
  • 宮野純平: 池田晃信
  • 元木 渡: 山西惇
  • 山下 努: 船木誠勝
  • 山下春江: 高橋史子
  • 山下信一石川眞吾
  • 山下桃子: 松本梨菜
  • 小沢信二: 光石研
  • 小沢小百合: 神野三鈴
  • 小沢ひな尾崎千瑛
  • 川畑夏美: 大畑稚菜
  • 中村愁子: 大後寿々花
  • いわおじ: 谷津勲
  • 山下 茂: 松田史朗
  • 原 和子増子倭文江
  • 剛洋の叔父妹尾正文
  • 宮野真人細田よしひこ
  • 熊木圭介: 熊耳宏之
  • 脇田 実: 栗脇高志
  • 南 佑介: 東誠一郎
  • 洋平宮嶋剛史
  • 鳴海 慧堺雅人
  • 安藤重雄: 泉谷しげる
  • 和田一範: 筧利夫
  • 星野正一: 小林薫
ゲスト出演

スタッフ

※中島みゆきのAlbum「恋文」には「思い出だけではつらすぎる」のセルフカヴァーが収録されている。

視聴率・タイトル

Dr.コトー診療所2003(第1シリーズ) 
放送日 各話 サブタイトル 視聴率
7月3日 第1話 美しい南の島から、心温まる感動の物語
( 「…そこに、人が生きている」)
19.6%
7月10日 第2話 故郷で暮らす母へ 18.1%
7月17日 第3話 赤ちゃんを助けて 16.1%
7月24日 第4話 病気を診るな、人を診ろ 17.7%
7月31日 第5話 手術で治せない病 19.4%
8月7日 第6話 愛するわが子へ 17.2%
8月14日 第7話 巣立ち 15.6%
8月21日 第8話 救えない命 20.2%
8月28日 第9話 暴かれた過去 19.9%
9月4日 第10話 この島を出て行け 21.5%
9月11日 第11話 新たな旅立ち 22.3%
平均視聴率 18.9%
特別編・2004スペシャル(2004年)
放送日 各話 サブタイトル 視聴率
1月9日 特別編/第1夜 21.0%
1月10日 特別編/第2夜 18.5%
11月12日 2004/前編 待望の最新作!親子愛・夫婦愛・家族の絆・
コトーを襲う新たな試練
22.7%
11月13日 2004/後編 愛する人を襲う突然の病魔 その時…
家族愛・夫婦愛・親子の絆・切なく優しい涙の別れ!
23.3%
Dr.コトー診療所2006(第2シリーズ)
放送日 各話 サブタイトル 視聴率
10月12日 第1話 二人の約束 23.2%
10月19日 第2話 最後の言葉
(「それぞれの門出」)
21.5%
10月26日 第3話 秘密の贈り物
(「忘れられた記念日」)
21.6%
11月2日 第4話 父のあやまち 22.3%
11月9日 第5話 荒海に漂う命 21.9%
11月16日 第6話 息子への誓い
(「帰るべき場所」)
19.1%
11月23日 第7話 命の期限 21.1%
11月30日 第8話 幸福への決断 21.8%
12月7日 第9話 愛を乞う者 22.0%
12月14日 第10話 失われた信頼
(「切り裂かれた夢」)
23.0%
12月21日 第11話 逃れられぬ、医師の宿命
(「医師の宿命」)
25.9%
平均視聴率 22.1%
※(「 」)内はDVD-BOXで改題されたタイトル
  • 初回は木曜劇場初回で過去最高視聴率だった。
  • 第6話「息子への誓い」以外の全ての回で20%を超える結果となった。
  • 最終回の25.9%はこの年の連続ドラマの最終回視聴率の中で一番高く、唯一25%を超えた。
  • 木曜劇場歴代平均視聴率は4位、歴代最高視聴率は6位となった。

原作との相違点

  • 志木名島の名前。(原作では古志木島。)
  • 原剛洋の名前。(原作では健裕。)
  • 原剛洋の中学校。(原作では東京の私立ではなく地元の学校。)
  • 和田一範の職業。(原作では小学校の用務員。)
  • 仲依ミナの登場時期。(原作では星野彩佳の病気療養中。)
  • 仲依ミナの性格。(原作では自らのことをミナチンと呼ばせる程陽気で破天荒)
  • 星野彩佳の幼なじみ・安藤リカ。(原作では石原ゆかこ。(第1巻)
  • お腹にカサが突き刺さった子供・山下信一。(原作では山下邦夫。(第2巻)
  • 安藤重雄の名前。(原作では安藤重男。)
  • 原剛洋の好きな人・小沢ひな。(原作では奥田悠子。)
  • 小沢真二の子供。(原作では男で小沢マサト。)
  • 安藤重雄の子供。(原作では伸幸(兄、第3巻)、泰代(妹、第2・3巻)。)
  • ぬいぐるみのミイちゃんの持ち主・山下桃子。(原作では夏美。(名字不明、第5巻)
  • 五島健助にナイフを貸した子供・杉本竜一。(原作では原健裕。(第6巻)
  • 星野彩佳の母親・昌代。(原作では病気で亡くなっている。)
  • 星野彩佳の父親・正一。役場の課長。(原作では元漁師で、課長ではなく助役が出ている。)

その他

  • ドラマ開始時のキャッチコピーは「北の国から、南の島へ」だった。
  • ドラマで使用されている診療所の建物は北の国からの石の家同様にセットではなく、フジテレビの美術スタッフが、本物の診療所を建設し、撮影した。
  • エンドバックで使用されているコトーが自転車をこいでいる空撮シーンはヘリが吉岡に近づきすぎてしまい風圧で吹き飛ばされそうになったことがある。なおこのシーンはOAされている部分のあとに起こっている出来事である。
  • コトー演じる吉岡秀隆はドラマでは船に弱い設定になっているが実際は船に強い
  • ワンナイR&Rでは、「Dr.コサー研究所」のタイトルでパロディー化した。小堺一機が主人公のコサーを演じており、本作には登場していないが、北の国からつながりという理由で登場した田中邦衛のモノマネをDonDokoDon山口智充が担当した。
  • 第44回新春かくし芸大会2007では、「Dr.コトン診療所」のタイトルでパロディー化した。内容はビリヤードの技で、しげさん役の泉谷しげるも出演していた。
  • コトーが剛洋に向けて贈った辞書の冒頭に、"Boys,be ambitious."(少年よ大志をいだけ)と書かれていた。これは北海道大学初代教頭として有名なクラーク博士が語ったとされる言葉である。
  • 2006年度「子供メディアに関する意識調査」(日本PTA全国協議会主催)による「親が子どもに見せたい番組」第6位。
  • ドラマ版では原作とは設定も大きく異っており、原作派からは原作を「山田コトー」、ドラマを「吉岡コトー」と区別して呼ぶも人もいる。
  • フジテレビにおいて2003年以後に完全新作のスペシャルドラマが製作されたのは、この作品と『アンフェア』『HERO』『古畑任三郎』などごく限られた作品のみに絞られており、その他の好評な作品は続篇というスタンスを取らずに総集編というスタイルが増えてきている。

関連項目

外部リンク

作品の変遷

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