EmEditor(エムエディタ)は、Microsoft Windows向けのテキストエディタである。
Windows 2000、XP、2003、Vista上で動作する。多機能かつ軽快なテキストエディタとして、プログラミングやWeb制作の分野では国内外から一定の支持がある。
オンラインソフト作者の江村豊が、自身の開発した通信ソフトEmTermのテキスト編集エンジンを元に作成したのが始まり。バージョン1はフリーウェアで、バージョン2よりシェアウェア化された。バージョン5から、シェアウェア版の一部機能を省略したフリーウェア版が復活している。
かつては、学生やソフト開発者が無料で利用できるアカデミック/テクニカルライセンスが配布されていたが、個人情報保護の観点から、フリーウェア版の登場に伴って廃止された[アカデミック/テクニカル]。
特徴
Unicode表示の対応、
正規表現を用いた検索、置換など多くの機能を有する。一方で、複数のファイルを開いても単一
プロセスで動作するなど、軽快に使用することができる。バージョン7 からは、最大 248 GB(または21億行)の巨大ファイルを、少ないメモリで開けるようになった。
[EmEditor]
色分け表示
ファイルの種類に応じて、予約語、タグなどの強調色分け表示ができる。標準では以下の言語に対応している。
ユーザが、構文を設定することも、新たな構文設定ファイルを読み込むこともできる。
タブ機能
タブ機能を利用することにより、複数のファイルをタブで切り替えることができる。
マクロ
VBScript、JavaScriptによるマクロ作成が可能。v6.00からは、対応するスクリプトエンジンをインストールする事でPerl、PHP、Python、Rubyといった言語も使用可能となる。また、キー操作を記録させる簡易マクロ機能もある。
プラグイン
プラグインを利用することにより、機能を拡張できる。エムソフトや、ユーザのウェブサイト上で数多くのプラグインが公開されている。バージョン6からはプラグインでカスタムバー機能が実現可能となり、アウトライン表示・ファイル差分表示などのプラグインがバージョン6と同時に公開された。
公式で提供されているものは、
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アウトライン表示(OutlineText)
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エクスプローラ(Explorer)
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プロジェクト(Projects)
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ウィンドウ一覧(OpenDocuments)
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差分表示(Diff)
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HTMLのプレビュー(WebPreview)
など。
その他の機能
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ファイルから検索・置換
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箱型選択
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ワークスペースの利用
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ウィンドウの分割
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外部ツールの呼び出しとアウトプットバーへの出力
ラインナップ
機能、価格の違いにより、以下のエディションが存在する。ただし、2008年5月20日現在、バージョン7ではProfessionalエディションのみ公開されている。
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EmEditor Professional
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すべての機能を利用できる。64bit対応版もある。税込4200円。
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EmEditor Standard
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Scriptを使用した高機能マクロ、Unicode文字の検索などいくつかの機能が制限されている。税込3150円。
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EmEditor Free
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フリーウェア。プラグインの使用や、ファイルからの検索などの機能が制限されている。メールによるサポートも受けられない。
全てのエディションで、日本語版と英語版が存在する。また、パッケージ版であるEmEditor Professional 2004(機能は、EmEditor Professional v4.04と同等)、EmEditor Professional 2006(EmEditor Professional v6.00.2と同等)も販売されている。
v4以降では、同じエディションでバージョンアップしても、追加料金は必要とされない。
履歴
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1997年4月28日 : EmEditor Free v1.00公開。文字列の折り返し方法をツールバーアイコンで簡易に切り替えられる点が重宝された。起動が高速で、Windows標準のメモ帳の代替としてよく使用された。
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1998年6月30日 : EmEditor v2.00公開。JISコード、EUC-JPに対応。
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2000年8月1日 : EmEditor v3.00公開。Unicode、プラグインに対応。
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2003年12月18日 : EmEditor Professional v4.00公開。マクロ機能を実装。ウィンドウ結合機能により、実際はマルチプロセスだがMDI風のインターフェースを選択できるようになる。
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2003年12月24日 : EmEditor Standard v4.00公開。
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2004年4月26日 : EmEditor Professional 2004発売。
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2005年12月21日 : EmEditor Professional/Standard v5.00公開。シングルプロセス・マルチスレッドとなり、タブ機能も強化。64bit版が追加される。
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2006年1月25日 : EmEditor Free v5.00公開。1998年1月24日公開のv1.27以来となるフリーウェア版。
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2006年4月24日 : EmEditor Professional v6.00ベータ公開。カスタムバー機能搭載(アウトラインなど)、複数言語によるマクロに対応。
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2006年6月13日 : EmEditor Professional/Standard/Free v6.00公開。Windows Vistaに対応。
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2007年8月8日 : EmEditor Professional v7.00ベータ公開。USBメモリへのインストール、カスタムツールバー機能搭載(検索バー、HTMLバー)、単語補完機能、巨大ファイルの編集への最適化、フリーカーソル対応など。
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2007年12月20日 : EmEditor Professional v7.00公開。
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2008年9月25日 : EmEditor Professional v8.00ベータ1公開。
外部リンク
註釈