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FIFAワールドカップ

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
Wikipedia画像へのリンク(優勝トロフィーが描かれたFIFA100周年記念切手(2004年ドイツ発行))

FIFAワールドカップ™(ふぃふぁわーるどかっぷ、英:FIFA World Cup™)は、国際サッカー連盟(FIFA)が主催するサッカー大会の最高峰と位置付けられる、国または地域の代表として選出された選手で構成されるナショナルチームによる大会のことである。世界的なテレビの視聴者数では、オリンピックを凌ぐ世界最大のスポーツイベントである。

本来は「FIFAワールドカップ™」(TMを含む)が正式名称で日本国内でそれ以外の表記は一切認められていないが、雑誌新聞等では文字数制約などの問題から「W杯」と略されることも多い。

かつて日本では「ワールドカップ」と言えばバレーボールワールドカップのことを指していたが、1993年Jリーグが開幕後はFIFAワールドカップを指すことが一般的になった。日本国内においても、一部の特殊なものを除いて「ワールドカップ」「WORLD CUP」は国際サッカー連盟の登録商標である。

クラブの世界大会についてはFIFAクラブワールドカップを、女子の大会についてはFIFA女子ワールドカップを参照。

概説

FIFAワールドカップは、予選大会と本大会で構成されており、本大会は4年ごとに行われる(夏季五輪の中間年に開催される、1994年より冬季五輪と同年開催に)。1930年にウルグアイで第1回大会が行われ、この大会を企画・発案した当時のFIFA会長・ジュール・リメの業績を称えて作られた「ジュール・リメ・トロフィー」をかけて争われた。

1974年の第10回西ドイツ大会までは「ジュール・リメ杯世界サッカー選手権大会」などと呼ばれていたが、西ドイツ大会以降は「FIFAワールドカップ」が正式名称である。

参加できるのは国またはそれに準ずる地域であり、厳密にはFIFAに加盟したサッカー協会を単位とする。例えば日本は日本サッカー協会の代表であり、胸にそのエンブレムをつけたユニフォームを着る。また、香港マカオのように、それぞれのFIFAが加盟を承認したサッカー協会を持つ地域は、それぞれに出場権がある。

これまでの優勝国は、最多の5回の優勝を誇るブラジルを筆頭に、イタリアドイツ(西ドイツ)・ウルグアイアルゼンチンイングランドフランスの7か国・地域だけである。なお、2002年大会までは前回優勝国は予選免除されていたが、免除に伴う強化不足や収入減少が懸念されたり、予選枠拡大の要望があったりしたため、2006年ドイツ大会からは廃止となった。

大会からの優勝賞金は0円であり、各国のサッカー協会が個々に協賛スポンサーを募り成績に応じて自国のチームに贈ることが多い(2006年ドイツ大会は1億円以上の優勝賞金が、優勝チームに贈られている)。

また「ワールドカップ」という名称でありながら、優勝国に贈られるのはFIFAワールドカップトロフィーというトロフィーである。これは1970年にブラジルが3回目の優勝を成し遂げた際、規定で「ジュール・リメ・トロフィー」が永久保持となったため、それに代わる優勝トロフィーのデザインを一般から公募したものである。イタリア人の彫刻家、シルビオ・ガザニガのデザインによるこの優勝杯は当該大会の優勝決定後、優勝国のサッカー協会に保存され、4年後の本大会開会式の際に返還されていたが、2005年に純金製の3代目トロフィーが製作されたのをきっかけに、保安上の理由から2006年ドイツ大会以後は優勝国へのトロフィーの授与は行うものの、それ以後の優勝国への保存はなくなり、閉会式終了後再びFIFAが管理することとなる。なお優勝国にはトロフィーのレプリカが贈賞される。

これまで開催国が1次リーグで敗退したことはない。これは気候や観客の声援などの他に開催国はたとえサッカーの強国でなくてもシードされることが大きく影響していると思われる。近年は開催国が楽なグループに入るように抽選しているとも言われている。

開催国立候補の条件

2010年の第19回南アフリカ大会から、原則的に開催は6大陸での持ち回りで行われると決まり、2014年の第20回記念大会はこの原則に基づきブラジル(南アメリカ大陸)で開催される事になった。

しかしながらその後2007年10月のFIFA理事会において、2014年大会開催国正式立候補国がブラジル・コロンビアしか出なかった事が問題視。開催立候補国を多く出させ易くする為この原則が見直され、直近で2大会を行う(行った)大陸以外から立候補国を募るという事に改正された。

この改正により、例えば2018年の第21回大会の開催国への立候補は2010年と2014年に開催地となったアフリカと南アメリカ大陸以外のFIFA加入国ならば、制度上はどの国でも立候補が可能となった。この変更により、例えば2002年の開催国のひとつである日本が再び開催地に立候補するには旧原則下では2022年以降にアジアに開催国立候補権の順番が回ってくるまで待たねばならなかったが、4年早めて2018年大会から立候補する事も可能となった。

開催スタジアムに要求される施設面の必要要件は日韓大会の頃より更に厳しくなっている。収容4万人以上の会場が12カ所必要で、開幕戦と決勝戦は8万人が観戦可能な規模の競技場で行う事が基準となる。更に屋根が客席を覆う範囲、控室の設備、さらには観客が利用する場内のトイレ、バリアフリーなどに至るまで細かい条件が設けられている。つまり、FIFAワールドカップを開催する為には開催国において数多くのサッカー競技場施設の新設や大規模な改良が必要になる。

その為、裏を返せば、開催国のサッカー界にとっては、FIFAワールドカップを開催する事によって、政府や行政の大幅な協力を得て自国のサッカー関連施設の水準を一気に世界の最高水準に引き上げ、なおかつサッカーに対して国家レベルでの大規模な強化支援を受ける事が可能となるわけで、各国のサッカー協会にとってはこれもワールドカップ開催の立候補への大きな動機となる。また、この様な大規模な支援が国家・行政レベルで行われる事も、現在では開催立候補に際しての事実上の必要条件となっている。

予選

予選 (FIFAワールドカップ)の項目を参照のこと。

予選大会は、本大会前に各地区ごとに1〜2年間かけて行われ、地区によっては1次、2次、最終予選の段階に分けられる。最終的には「プレーオフ」や「大陸間プレーオフ」が行われ全ての出場国が決まる。現在のルールでは、本大会に進めるのは32カ国(1978年までは1930年1950年を除き16チーム、1982年から1994年までは24チームで、32チームになったのは1998年からである)。なお開催国は予選が免除される。全出場国が決まってから、開催国で各グループリーグの抽選会が行われる。

世界を6地域に分けホーム・アンド・アウェー方式で行う(地域によっては参加国の中から1か国集中型の「セントラル方式」や2か国を特定する「ダブルセントラル方式」を取り入れる場合もある)。アジア地区の予選は1994年アメリカ大会アジア地区最終予選でドーハでのセントラル方式でのリーグ戦が実施され、また1998年フランス大会アジア地区第3代表決定戦がジョホールバルでセントラル方式での1戦のみで実施されたが、その後開催地の調整が難しくなったためホーム・アンド・アウェー方式に変更された。

6地域それぞれに出場枠が定められ、過去の実績で各大陸地区の出場枠が増減される。中には「大陸間プレーオフ」と通称される試合でいわゆる「0.5枠」を争う地区もある(:アジア地域の出場枠を2.5、北中米カリブ地域の出場枠を2.5枠とすると両地域の予選上位2チームが自動的に本大会に進出し、両地域の3位同士が「大陸間プレーオフ」でホーム・アンド・アウェー方式で対戦する。この勝者が本大会出場権を獲得するシステム。)。

その地区にもう1チーム出場枠が与えられるか否かと言う側面を有する以上に「大陸別の対抗戦」という性格も有するため、地区のプライドとワールドカップ出場による地区全体の発展を鑑みると重要な方式であると言える。

本大会 (FINALS)

大会ごとに運営方法に変更が生じるが、セントラル方式でのグループリーグと決勝トーナメントから構成される(過去には決勝トーナメントに相当する試合をリーグ戦形式で行ったこともある)。1998年大会以降は、出場32ヶ国が4ヶ国ごとの8組に分かれて、グループリーグを戦い、各グループの上位2ヶ国が決勝トーナメントに進出する。

また、各グループにはそれぞれ開催国と前回優勝国など1か国がシードとして配置される。グループの組み合わせは、シード国を含む欧州地区は(17か国以上出場しない限り)、一つのグループに2か国まで、それ以外の大陸地区は(9か国以上出場しない限り)、同じ大陸勢との対戦は決勝トーナメント以降になる様に配置する。

グループリーグは、出場チームをいくつかのグループに振り分け、グループ内の各チームと1試合ずつ対戦する。試合の結果ごとに「勝ち点」が与えられ(勝利=3点、引き分け=1点、敗戦=0点、1990年大会までは勝利=2点)、全試合終了時に各グループで、勝ち点が最も多い上位2チームが、決勝トーナメントに進出することができる。

決勝トーナメントは、ノックアウト方式で実施され、規定の時間内で決着がつかなかったときは延長戦を、それでも決着がつかないときはPK戦で勝敗を決める。

歴代大会結果

歴代大会の決勝戦および3位決定戦の結果

最終順位: 優勝: ウルグアイ(勝ち点5)、準優勝: ブラジル(勝ち点4)、3位: スウェーデン(勝ち点2)、4位: スペイン(勝ち点1) 最終順位: 優勝: ウルグアイ(勝ち点5)、準優勝: ブラジル(勝ち点4)、3位: スウェーデン(勝ち点2)、4位: スペイン(勝ち点1)
開催年 開催国 決勝戦 3位決定戦
優勝 スコア 準優勝 3位 スコア 4位
1 1930年
詳細
4 - 2 n/a第1回の1930年ウルグアイ大会では3位決定戦を実施していないが、FIFAは第1ラウンドおよび準決勝の成績を総合的に判断しアメリカ合衆国を3位、ユーゴスラビア(現セルビア)を4位と認定している。http://www.fifa.com/worldcup/archive/edition=1/awards/index.html
2 1934年
詳細
2 - 1
(延長)
3 - 2
3 1938年
詳細
4 - 2 4 - 2
1942年
第二次世界大戦のため非開催
1946年
同上
4 1950年
詳細
n/a1950年大会には公式の決勝戦はなかった。優勝は4チームによるグループラウンドにより決定された。しかしながら、各々2試合を終えた時点で優勝の可能性が残るブラジル(勝ち点4)とウルグアイ(勝ち点3)が最終戦で対戦するために、この試合が事実上の決勝戦として扱われる。結果はウルグアイが2-1でブラジルに勝利し、ウルグアイが優勝した。 n/a1950年大会には公式の決勝戦はなかった。優勝は4チームによるグループラウンドにより決定された。しかしながら、各々2試合を終えた時点で優勝の可能性が残るブラジル(勝ち点4)とウルグアイ(勝ち点3)が最終戦で対戦するために、この試合が事実上の決勝戦として扱われる。結果はウルグアイが2-1でブラジルに勝利し、ウルグアイが優勝した。
5 1954年
詳細
3 - 2 3 - 1
6 1958年
詳細
5 - 2 6 - 3
7 1962年
詳細
3 - 1 1 - 0
8 1966年
詳細
4 - 2
(延長)
2 - 1
9 1970年
詳細
4 - 1 1 - 0
10 1974年
詳細
2 - 1 2 - 1
11 1978年
詳細
3 - 1
(延長)
2 - 1
12 1982年
詳細
3 - 1 3 - 2
13 1986年
詳細
3 - 2 4 - 2
(延長)
14 1990年
詳細
1 - 0 2 - 1
15 1994年
詳細
0 - 0
(延長)
4 - 0
3 PK 2
16 1998年
詳細
3 - 0 2 - 1
17 2002年
詳細
2 - 0 3 - 2
18 2006年
詳細
1 - 1
(延長)
3 - 1
5 PK 3
19 2010年
詳細
20 2014年
詳細
21 2018年
詳細
2010年12月
選出予定
22 2022年
詳細
2010年12月
選出予定

歴代決勝地

代表別通算成績

国・地域名出場優勝準優3位4位試合勝点得点失点
|align=left| 1852219264141420620184117
|align=left| 1634319255191818419011278
|align=left| 164211774419141511226953
|align=left| 142200653313191121137439
|align=left| 1210015525171392744727
|align=left| 1211215125101685956431
|align=left| 1200014922121578805723
|align=left| 110121461613176174695
|align=left| 802013616101058593821
|align=left| 90001371761457644420
|align=left| 10000240168165662566
|align=left| 102002401510155565578
|align=left| 7002031155115044404
|align=left| 90200321531448875730
|align=left| 13000045111222454884-36
|align=left| 902003312516414749-2
|align=left| 700112912413404347-4
|align=left| 1100013610917394663-17
|align=left| 4001119111734322111
|align=left| 7000021858293032-2
|align=left| 80000268513293751-14
|align=left| 70010257612273140-9
|align=left| 7000022679252736-9
|align=left| 30000137242324186
|align=left| 80010256316212751-24
|align=left| 30010136252015114
|align=left| 5000017476191529-14
|align=left| 80000234712192541-16
|align=left| 70001244713192253-31
|align=left| 70001263815172253-31
|align=left| 20010105141620173
|align=left| 4000015438151931-12
|align=left| 30000132831410100
|align=left| 3000013355141323-10
|align=left| 3000011416131416-2
|align=left| 4000013328111423-9
|align=left| 4000013247101218-6
|align=left| 3000010316101221-9
|align=left| 300008233978-1
|align=left| 200007304978-1
|align=left| 1000052218761
|align=left| 1000062228550
|align=left| 30000102268814-6
|align=left| 40000132298932-23
|align=left| 100005212757-2
|align=left| 2000062137610-4
|align=left| 40000121477817-9
|align=left| 1000051316440
|align=left| 100004202646-2
|align=left| 2000061326811-3
|align=left| 2000071245511-6
|align=left| 3000091265618-12
|align=left| 100004112459-4
|align=left| 1000031114512-7
|align=left| 100003102356-1
|align=left| 100003102339-6
|align=left| 100003021223-1
|align=left| 100003021212-1
|align=left| 100003021213-2
|align=left| 200004022236-3
|align=left| 100003012126-4
|align=left| 100003012104-4
|align=left| 3000060151120-19
|align=left| 100003003014-3
|align=left| 100003003027-5
|align=left| 100003003016-5
|align=left| 100003003005-5
|align=left| 100001001006-6
|align=left| 1000030030211-9
|align=left| 100003003009-9
|align=left| 1000030030212-10
|align=left| 1000030030010-10
|align=left| 1000030030214-12
|align=left| 1000030030014-14
|align=left| 2000060060122-21
  • データは2006年ドイツ大会終了時点
  • 太字の国・地域名は優勝経験のある国・地域で、太数字は最多記録
  • 国・地域名は現在の名称で統一した(東ドイツを除く)
  • *ドイツの成績は西ドイツを含み、東ドイツを含まない
  • *セルビアの成績はユーゴスラビア、セルビア・モンテネグロを含む
  • *ロシアの成績はソビエト連邦を含む
  • *チェコの成績はチェコスロバキアを含む
  • *インドネシアの成績はオランダ領東インドを含む
  • 順位は通算勝点(現行の勝点に換算:後述)の多い順で、通算勝点が同数の場合は得失点差の優れた方を、得失点差も同数の場合は総得点の多い方を上にした
  • 1990年イタリア大会までの勝点は<勝=2、分=1、敗=0>であったが、通算成績では現行と同じ<勝=3、分=1、敗=0>で統一した
  • PK戦は記録上引き分けとなる
  • 第1回大会はアメリカ合衆国を3位、ユーゴスラビアを4位とした。第1回の1930年ウルグアイ大会では3位決定戦を実施せず、大会終了時点で順位はつけられていなかったが、後年にFIFAは第1ラウンドおよび準決勝の成績を総合的に判断しアメリカ合衆国を3位、ユーゴスラビア(現セルビア)を4位と認定している。http://www.fifa.com/worldcup/archive/edition=1/awards/index.html

ワールドカップの記録

FIFAワールドカップにおける記録を参照のこと

ワールドカップの賞

FIFAワールドカップにおける賞を参照のこと

出場枠に関する問題点

各地域・大陸の出場枠数は各大陸連盟に加盟している国・地域の数と各大陸のサッカーレベルに応じて割り振られている。そのため、ワールドカップでの各大陸の国・地域の成績に応じて変動するのだが、現在は欧州、南米>アフリカ、北中米・カリブ海、アジア>オセアニアと優劣が存在する。

オセアニアに関しては、2006年大会では当初は1枠が割り当てられていたが、南米の枠が減るとして南米地域連盟が反発したため、0.5枠(南米との大陸間プレーオフ)になってしまった。2006年ドイツ大会ではオーストラリアが出場するが、オーストラリアは2006年1月よりアジア・サッカー連盟に転籍してしまったため、オーストラリアが活躍したとしてもオセアニアではなくアジアに反映される可能性がある。また、南米地域にとってはあくまで妥協の段階であり、場合によっては再び出場枠拡大を要求するのではないかという懸念もある(南米は10、オセアニアは11の国と地域)。

チケット問題

  • 1998年フランス大会で、初出場を決めた日本代表の応援に詰め掛けたツアー客に本来手渡されるはずだったチケットが主催旅行会社の手続きミスで行き渡らなかったという事態が起こった。
  • その点を改善するため2002年日韓大会ではチケットの販売・管理をFIFA代理店のバイロム社の一括管理、またインターネットオークションでの転売を防止するため、チケット購入者の記名を義務付けたり、1試合の単発チケット以外にもセットチケットとしてスタジアムごとや主要国の出場カードごとにまとめたチケットを発売するなどの改善策を施す。
  • だが、実際にはバイロムの販売能力の低さからチケットが試合直前になるまで到着しなかったり、同社の販売ミスにより空席が目立ったりといった不都合が相次いだため、チケット問題の根本的な改善とは至っていない。

その他

  • 1970年大会から、一貫してアディダスが公式試合球を提供している。アディダス製のサッカーボールのニューモデルの開発スケジュールは、ほぼワールドカップが区切りとなっている。
  • 大会の本戦に出場する国が着用するユニフォームにはその日の自国の対戦カードと対戦日などの刺繍が入り、使用球にも刻まれる。その試合でしか着用・使用されない、非常にレアなものである。
  • 近代サッカー発祥の地であるイギリスは、構成しているイングランドスコットランドウェールズ北アイルランド地区の4つのサッカー協会(通称「英国4協会」)がFIFAの設立以前から誕生していたことから、これら4協会はイギリス1国としてではなく個別にFIFAに加盟しており、ワールドカップでも1950年ブラジル大会にイングランド代表が初めて出場したのを皮切りにそれぞれ別枠で参加している。因みに、これら4つの代表が本大会に揃って出場したのは1958年スウェーデン大会1回のみ、またウェールズが本大会に出場したのもこの時のみである。なお、1994年アメリカ大会のヨーロッパ地区予選は4代表全てが敗退するという、「サッカーの母国」にとって極めて屈辱的な結果となった。イングランド代表がオランダと伏兵ノルウェーにあと1歩で競り負けたのが特に痛かった。4つの代表が揃って本大会出場を逃してしまったのはこの時のみである。
  • ドイツ大会までの過去18大会は欧州と南米勢が優勝を独占している。欧州勢の優勝は全て欧州での開催だったのに対し、南米勢は南米での開催以外でも優勝していて、欧州では1958年のスウェーデン大会にブラジルが優勝し、対欧州では中立地となる北中米やアジアの大会でも優勝を独占している。2010年の南アフリカ大会は気候面での適応では南米勢が有利な半面、等時刻帯が欧州と接近しているため、時差対応へのハンディが少ない欧州勢が欧州以外の大会で初めて優勝できるかが注目される。
  • 優勝経験のある7カ国の中で、一番優勝回数の多いブラジルのみが地元優勝を果たしていない。2014年大会はブラジルで開催されるため、初の地元優勝を達成できるかが注目の1つである。他の6カ国は、1930年のウルグアイ、1934年のイタリア、1966年のイングランド、1974年のドイツ(当時は西ドイツ)、1978年のアルゼンチン、1998年のフランスと、それぞれ1回ずつ地元優勝している。

関連項目

関連書籍

    マット・ウェイランド、ショーン・ウィルシー編、越川芳明、柳下毅一郎訳『世界の作家32人によるワールドカップ教室』(白水社、ISBN 4560049769)
    千田善『ワールドカップの世界史』(みすず書房、ISBN 4622083191)
    田崎健太『W杯ビジネス30年戦争』(新潮社、ISBN 4103024712)

脚注

外部リンク

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